性転換

映画『ベルセルク』の感想と『エルフになって~』の冒頭部試作

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『ベルセルク』を見てきました。原作はほとんど知らないんだけど、思わず目を見開いて息を呑み、スクリーンに釘付けになっていた。「どうなるの!?どうなっちゃうの!?」と期待と不安が入り混じった感情に支配され、一コマだって見逃すまいとひたすら目ん玉をかっ開いて楽しんでいた。
ガッツの声優さんは『仮面ライダーオーズ』で仮面ライダーバースを演じていた岩永さんということで、前作を見る前は「素人だろ?大丈夫なのか?」と思っていたが、そんな心配なんてするだけ無駄だった。ガッツの声は岩永さんしかない。ピッタリだ。荒々しさとか、ストイックさとか、時たま見せる苦悩とか、そういうのを如実に表現できていた。グリフィス役の櫻井さんと比べても遜色ない仕事ぶりだった。
今回のドルドレイ攻略編でとても気になったのは、音が凄くリアルに感じたことだ。いつも行っている映画館だし、最近になって音響機器が替えられたなんて話は聞いてない。とすると、これは撮影スタッフによる何らかの試みがあったに違いない!いや、僕の気のせいかもしれないけど。でも、騎馬隊が駆ける音とか、後ろから聴こえる「来るぞ―!」とか「うわあーっ!」とかいう怒号や悲鳴がめちゃくちゃリアルで、ぎょっと振り返りそうになった。
鷹の団5千VSチューダー王国精鋭軍3万の戦いはもう興奮の絶頂だったし、グリフィスと姫様のセックスシーンは下手なAVやエロアニメよりよっぽどエロかった。姫様エロすぎワロタ。
次回作は今年の冬に上映する予定らしい。今作の終盤は鷹の団の黄金時代が崩れていく様子が描かれていたし、次回作はなんだか鬱展開になりそうだけど、楽しみなことに違いはない。ううむ、早く観たいものだ!!!たーかーのーつーめー!!!(これは違うか


そして『エルフになって』の次回冒頭部の試作
人物・世界設定を自然な感じに台詞に混ぜようと思っているのだけど、「はいはい、説明乙」のような感じになると一気に冷めてしまうので、とても気を揉んでる。ファンタジーの難しさを改めて思い知っている今日この頃です。


俺も、元は貴族だ。貴族の一員として、10歳まで高等教育を受けてきた。特に我が父パイク・アールハントは実直という言葉を固めて出来たような人物で、次代のアールハント子爵家を担う息子の教育に手を抜くことはしなかった。その教育の甲斐あって、領地と爵位を失って平民の身に落ちても修学は怠らなかった。そこらの貴族の坊ちゃん程度になら、知性で劣ることはない。

「では、この世界の一日は24時間ということですね。時間や重量などの単位ほとんどが私の世界と一致しているのですが、この理由を知っていますか?」
「1000年前に皇帝府が単位の基準を統一する詔勅を公布しました。それまで、我がセシアーヌでは単位は今のように厳格に定められていなかったそうです。もしかしたら、その基準の策定にあたって先代のエルフ様が関わっていたのかもしれません」
「なるほど……。では、次はこの世界の種族や魔法についてなのですが、」

会話を交わす中でわかってきたのは、このエルフの教養がそこらの貴族より遥かに洗練されているということだ。この世界に順応するために必要な知識が何であるかを心得ており、それらを貪欲に吸収し、直ぐ様消化して己のものにしていく。驕るつもりは毛頭ないが、俺以外の騎士では相手にならなかったに違いない。かつて父から「二言三言言葉を交わせば、その貴族家の格は容易に知れる」と聞いたことがあるが、そう考えればエルフの世界の格の高さも容易に推し量ることが出来る。

「魔法を使えるのは亜人類だけなのですね。先ほどあなたが言っていた“魔族”という括りとは何が違うのですか?」
「魔力の生成は亜人類の血によってしか為せません。知り合いの魔術師に言わせれば、魔力とは精神の波の|飛沫《・・》のようなものだそうで、その飛沫を力として体外に変換することが出来るのは精神面に重きを置いた生物である亜人類だけです。我々人間には逆立ちしたって出来ません。その知り合いに言わせれば、人間は、その、バランスに優れた種族なのだとか」
「脳筋、と言われたのではないですか?」
「……仰る通りです。話をお戻ししますが、先ほど申し上げましたように、魔力とは精神の波です。その波は、時として外部の影響を強く受けることがあります。強風が吹けば簡単に荒れてしまいます。そして、この世界には邪悪な思念という強風が吹く場所が多々あります」
「よくわかりました。その強風に吹かれた結果、亜人類は理性を失って魔族に堕ちてしまうのですね」
「はい。一度そうなってしまえば、理性を取り戻すことは不可能といって良いでしょう。大昔に皇家付きの医療魔術師が魔族の回復に取り組んだことがあるそうですが、逆にその魔術師も魔族に取り込まれてしまったそうです。精神の波は容易に伝播します」

背中に押し付けられた双球を介して、エルフがこくこくと頷く気配がする。俺の拙い説明で彼女をどこまで満足させることが出来たか、少し不安だ。

「恐ろしいことに、魔王はその波を自在に操り、自らの配下とした魔族に己の魔力を分け与えて強くすることが出来るのだそうです。まるで御身の御業をそのまま負の面に反転させたような―――跳びます、お気をつけを」
「ひゃわわっ」

前方の路地に、浮浪者が横たわって眠っていた。狭く長い一本道だ。左右どちらにも回避する余裕は出来ないし、引き返していると時間がかかる。飛び越えるしか無い。
戒告に従って前もってエルフに知らせると、手綱を引いて馬を跳躍させる。エルフに触れている恩恵のおかげか、筋骨たくましい軍馬がまるで競走馬のように蹄を鳴らして高く飛び上がる。そのまま軽快に着地するとその勢いを殺すことなく駆け進む。心なしか、この馬も調子が良いようだ。エルフの為す御業はあらゆる生命に活力を与えるのだからそれも当然なのだが、実感していればそれが如何に破格の能力であるかが身に染みて理解できる。

とは言え、肝心のエルフ本人が男の背中にしがみついてビクビクと震え上がっているのでは説得力も薄まってしまうのだが。

「エルフ様、もう少し速度を落としましょうか?お顔色が優れぬようですが……」
「い、いえ。私は平気です。乗馬にはもう慣れました。もっと凄い乗り物にだって乗ったこともあるのです。これくらい、怖くも何ともありません」

などと言うものの、腹を思い切り掻き抱かれていては信じろという方が無理だ。チラと密かに後ろを覗えば、エルフは眦に涙を浮かべて「ふひゅー、ふひゅー」と何度も深呼吸をしていた。
まだ接してから二時間ほどしか経っていないが、段々とこのエルフの性格を把握できた気がする。凛とした涼しい美貌と同じように冷静沈着かつ聡明なのかと思いきや、ふとした拍子に子供っぽさが垣間見える。つまり、怒りっぽくて負けず嫌いなのだ。
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~ Comment ~

 

思いついたアイディア

ケット・シーと精霊は非常に仲が良い。精霊は自然と密接な暮らしを行うケット・シーを掛け替えの無い友人と見ている。妖精(神)にとって世界の管理とはシムシティをやっているような感覚で、細部まで手が回らない。そのために精霊を創造して雑務に当たらせているが、精霊は直にセシアーヌと触れ合っているためにセシアーヌとそこに生きる生物たちに強い愛着を持っている。
勇者一行がケット・シーの村に立ち寄った際、エルフが妖精と精霊の会話を盗み聞きするイベントを入れる。

妖精「やあ、精霊の諸君。仕事は捗っているかね?」
精霊「は、万事順調です、創造神よ。些かの問題もございません」
「そうか、それはよかった。私は2つの世界の管理で忙しいからね。セシアーヌの管理は君たちに丸投げしてしまっている。苦労をかけていると思うよ」
「いえ、そのようなことは」
「うん、うん。それで、話は変わるが、ケット・シーたちは何割数を減らすんだい?」
「―――」
「何割?」
「―――2割ほど」
「6割だよ。少なくともね。猫を元に進化させた生物なだけあって、増えるのが早くて困る。君たちも工夫はしたのだろうが、自重させても同じことだ。遺伝子的な欠陥生物なのだよ。その辺の不具合はまた何千年かしたら作り変えるから、それまでは君たちが間引きをしてやりたまえ」
「―――――――――は、仰せのままに。創造神よ」

カーク「どうしたんだ、怖い顔して」
エルフ「……いえ、何でもありません」

・∀・ 

ケット・シー 減らすの?どうやって減らすの?まさか抵抗力落として魔族化させたりしないよね。そんな酷いコトシナイヨネ。
今まで仲良くしてもらっていた個体が豹変して襲ってくるとかあったらキツいな。
千年前にも同じことあったとかなら妖精さん(神)に対して反感を持つイベントになりますね。
精霊さんは神様代行もしてるのね。
後釜がいるなら、妖精さんはイラナイヨネ。

ところで、ケット・シーはネコじゃなく、ネコミミと考えて宜しいか?(´・ω・`)
イベントでエルフがネコミミ付けてケット・シーゴッコするのを見たいという単なる願望きていますけど。異論は認めます。

 

うーん、しかし増えすぎた生物が淘汰されるのはある意味、極普通のことなんだよね。
それが、生態系を破壊しての飢えによるものか、新たな天敵によるものかはともかく。

もしくは、今回の神の如く"間引き"と言うこともありうる。
ある意味、飢えに苦しむより無残に食い殺されるよりも慈悲深いとは言えるかも知れないね。

そもそもの、この生態系と言う仕組みすらも創造神が作り出した蟲毒の壷だと言うのなら話は別ですが。
その場合この神はかなり悪意の塊だけど、生物同士が競い合い食い合い進化しあう構造が不可避のモノだとしたら、
あるいは、その構造が前提で、その後に神が生まれたのだとしたら。
この神のロジックはなるほど確かに神だけの事はある、と納得できる。

この神はどちらかと言うと、始めはもっと感情的で真の意味で善なる神を目指していたけれど、
何時の間にか経験を積むに連れて磨耗していったと言う印象を受ける。

命の価値に金や物質で軽重は付けられないけれど、同じ命の価値ならその数で天秤が傾いてしまう。
なら、最も効率的に小を切り捨て未来の大を生かす。
1000年の平和をもたらすために、100年の滅びを与える。

なんとなく、そんな印象は受けました。
地球がセシアーヌ界より遥かに複雑で群雄割拠の状態の社会なのは、
神がよりよいシステムを今も悩み続け考え続けているからなのかもしれない、という感じですかね。

いや、この神と言うキャラクタに対する個人的な感想ですので、
主さんの設定にどうこう言うわけではないんですがね。

ただ、最後の最後にエルフとカークが神を追い詰めた時、
誰にも頼る事の出来なかった神の慟哭と叫びを聞いたエルフがもう一度神に原風景を思い出させるとかあると熱いな!
あるいは、その決定されたシステムにほんの少しの綻びを生じさせるとかな!

・・・・なんとなく、どっかで聞いた展開と言うのはわかってますよ?(汗)
まぁ、使い古された題材ほど上手く料理できた時の完成度は高い、という事で一つ。

 

最近残業ばかりだけど欲しい車があるから頑張る。


>悦さん
二本足で立つ猫じゃなくて、猫耳と猫のしっぽがついた種族ってことですね。それなら、人間と同じ身体のサイズで生活しているから主人公たちが匿われても不便なく共同生活ができますね!ネコ耳イベントもできるし、一石二鳥じゃないか!!さすが悦さんだぜ!!
1000年前にケット・シーの一族が魔族化させられたってのはいいですね。襲い来るケット・シーたちを攻撃しようにも出来ずに混乱している先代たちを精霊が逃がし、妖精(神)の無慈悲な人口調節のことを教えられ、次代のエルフへのメッセージを残す……と。うん、良い感じに繋がってきてますね。良い兆候です。でも終盤のことばかり固まってきて、中盤の旅のイベントがまるで空白のままなのは如何ともし難い悪状況です。指輪物語とかファンタジーの王道を読んで勉強してきます。

 

>お揚げ中毒者さん
神への深い考察、感謝です。僕はそこまで考えていなかったので、とても助かります(;´∀`)
精霊が神のことをエルフに暴露する際に、「最初はあんな御方ではなかった。もっと熱心に、生きとし生けるモノ全てにとって優しい理想の世界を創ろうと努力をなさっていた」と言わせようかなと思いました。それがどんな理由でねじ曲がってしまったのかは、また後々考えていきます。もしくは、今の方法こそが神が辿り着いた「優しい管理方法」ということでもいいかもしれません。お揚げさんの言うように、「ただ飢えて争って醜く死んでいくより、一回だけ痛い思いをしてその後しばらく平穏に暮らさせた方がよっぽど優しい」という超越者ならではの感情を廃した考え方です。
最後の最後に、この考えを改めさせるより良い方法を思いつけたらいいんですが……。

ベルセルク 

ベルセルクは面白いっすよね~。ダークファンタジーの王道です。
さて、ケットシーはかなり固まったようなので、新たなモンスター。人魚なんてどうでしょう?
大地に満ちる元エルフの魔力により、壊れていく亜人種達。だが、海に住まう亜人種達は独自の結界をはり、元エルフの魔力を遮断していた。
魔族に襲われない、海の孤島。その伝説に魅せられ海に旅立つ人間達の噂を聞き、エルフと勇者は新たな仲間ができるかも?
と希望を胸に船をだす。しかし……そこには?
みたいな感じですかね。そこで海からは助けられないが、ケットシーの噂を聞くとかすれば中間ができるかと。
駄文で分かりづらいかもしれませんが、少しでもヒントになれば幸いです。

 

>名無しさん
スノー・ホワイトとベルセルクを観たのは、リアルなファンタジー世界を描くのに良い参考になりました。ベルセルクは外国でも人気だそうですし、それだけの迫力がある作品だと思います。
そして人魚と海ですが、僕には海の発想はまったくなかったので、眼から鱗です。ファンタジーといえばどうしても陸地を歩いているイメージが先行してしまって、海が出てきませんでした。ただ、魔王討伐の過程で海に進出する理由付けが思い付きません。海というネタは、水着イベントを使えるかもしれないだけに外すのはとても心苦しいです。是が非でも使ってみたいのですが、何とかならないものか……。

魔王城 

ありゃま~。使えない話で申し訳ありませんm(_ _)m
ですが、せっかくなので個人的な妄想を。
勇者&エルフは単独で魔王を奇襲しなければならない。しかし、魔王は昼間は部下に囲まれ。夜は難航不落の魔王城の中。三方を山々に囲まれ、裏は海に面した崖。
山々にいる多数の魔王軍に攻めてを失った勇者&エルフは、近くの集落で不思議な話を聞く。
曰わく、魔王の魔力が届かない亜人種達の村がこの海にはあるという。
その噂を確かめ、あわよくば楽に魔王城に忍びこもうとするエルフ(笑)
みたいな妄想(笑)

解りづらかった(笑) 

つまり、魔王城を海側に設立し海から攻め込むために未だ洗脳されていない人魚を使う。ってことです。
……それ、なんて桃太郎!?

 

>名無しさん
「魔王城」というアイディアそのものを使うか使わないかで、僕はとても悩んでいます。普通のファンタジーなら、魔王には居城があって、そこを拠点にしてます。でも、この魔王(先代エルフ)は神=世界への憎しみによって行動し、常に魔族の軍勢と共に動き続けながら世界を侵食しているという設定なのです。とすると、「城攻め」というネタそのものが使えないのです。
魔族によって蹂躙された大地では自然からのマナを吸収できなくなるエルフが緊急避難して力を蓄える場所、ということで人魚の住まう海の孤島に行く……ということにしようかと今のところ考えていますが、精霊に護られたケット・シーの村も緊急避難場所の候補ですし、どうにも悩ましいです。
でも、「どうにかして楽をしようとするエルフ」というネタには何かこう、ビビッと来るものがありました。ありがとうございます!

 

なるほど~。了解しました。世界を憎んでいる故に城はいらない。うむ、深いですね~。
私の意見は捨ててもいいのでお気になさらず(・ω・)/
ケットシーがどうなるのか楽しみにしてます。
そういえば、ケットシーってマタタビに弱いのかな~とか、妄想してみたり。

 

>名無しさん
せっかくアイディアを提供して頂いたのに快諾できず、申し訳ないです。でも、僕の浅はかなファンタジーの捉え方がより広く修正されたのは確実です!

>ケット・シーがマタタビに弱い
むうっ!?気になるネタがまた一つ現れましたぞ!!マタタビを使って子供のケット・シーとじゃれ合うエルフを見てカークがニヤニヤするとかいいんじゃないかなこれ。そして、魔族化させられたケット・シーたちがまたたびの畑を踏み潰して襲い掛かってくる描写と対比させれば、豹変っぷりや彼らをもう元に戻せない悲しさが強調できていいかもしれない!!
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