エルフになって勇者と一緒に魔王を倒しに行く話

エルフになっての試作とか【改々々】

 ←福岡旅行と『バイオハザード:リトリビューション』の感想 →『ボーン・レガシー』と『コードギアス・亡国のアキト』の感想と、『エルフになって~』の登場人物キャラ設定
最近、翻訳字幕付 PROTOTYPE2 プレイ動画にハマッてしまって、暇があればずっと観てました。前作のPROTOTYPEも面白かったけど、二作目も面白そうです(会社が潰れたから三作目はないらしい……)。自分もプレイしてみたいと思わせられたゲームです。しかし、グロすぎて日本版が発売されないため、英語版しかありません。日本語化MODとかあるらしいけど、オブリビオンでMOD導入を失敗してパソコンが一回真っ青な画面になってからトラウマになりました。その点、この動画の作者さんはありがたいことに翻訳をして下さっているのでとても助かります。
この動画を見ていて、ふと、アレックスさんやヘラーさんがTS化したらどうなるんだろうかと想像しましたが、結局人間を食べて記憶を奪うおっそろしい化け物なのは変わりないし、中身はマッドサイエンティストの人格と記憶を模倣したウイルスの塊か、親ばか脳筋ウイルス兵士なんだよなあと考えたら萌えもクソもなくなりました。こんなの相手してるブラックウォッチ兵やGENTEKの社員は気の毒だなあ。なにこのムリゲー。

現在、↑のプレイ動画を最新の更新分まで見終わったため、『エルフになって~』が少しずつ進み始めてます。細かく描写をしすぎたり、伏線や感情を詰め込み過ぎたりすると、もっさりした感じになってテンポが悪くなるんじゃないかと危惧してます。でもオリジナル作品だから、今までの二次創作のように原作に頼るわけにもいかないのです。できる限り余計な文章は削りつつ、読んでくれてる人の頭に情景やキャラクターの感情がしっくりと想像できる作品にしたいです。
そういえば、小説家になろうさんで『ラノベ作家になろう』というイベント(?)が始まりましたね。このエルフになって~も、完成を遂げた暁にはそういう賞に応募してみたいものです。書籍化なんてほんの一握りの人間にしか掴めない栄光ですが、微かな希望があると、「よし、俺もいっちょ挑戦してみっか!!」という夢を持たせてくれます。目指せ、完結!目指せ、書籍化!うおおー!!







ひょわー!すっげえインテリア!皇帝の居城ってのは伊達じゃないね!
俺ことトゥちゃんは今、カークに連れられて真っ白な城の廊下をテクテクと歩いてる。世界ふ○ぎ発見とかで観たようなヨーロッパの城みたいだ。城内はかなり広い。壁も天井もキレイな純白で牛乳みたいにツヤツヤしてて、ところどころに金細工が施されてる。たくさんの灯火に照らされた調度品の壺やら絵やらもいかにも高そうなものばかりだ。この赤い絨毯なんて、このまま寝っ転がって寝てしまいたいくらいフカフカしてる。敷き布団に使いたいから端っこのところを切って分けてくれないかなあ。こんなにあるから少しくらいくれたっていいだろうに。
って、ダメだダメだ!そんなみみっちいことを思ってはいけない!将来はこの城を俺のものにするんだからな!

「どうしたんだ、トゥ。呆けるなんて君らしくない」

背後を窺ってきたカークが不思議そうに首を傾げる。しまった、ついぼーっと立ち止まってしまった。まさか「絨毯を布団にしたいと思ってた」とは言えない。田舎者だと思われるのは癪だし。ナメられないように、とりあえずお上品な返事で誤魔化そう。

「内装の設えが見事だったので、つい見蕩れていました。とても美しい意匠です。私の世界にもこれほど美しく装った城は数えるほどしかありません。あなた方は誇るべきです」
「エルフにそこまで褒められるなんて光栄だな。陛下がご清聴されればきっとお喜びになる」

どうやらナメられなかったみたいだな。敢えて「このくらいのお城なら俺の世界にだってあるんだぜ」と含みを持たせておいたのがよかったのかもしれん。俺はテレビでしか見たことないんだけどな!海外旅行もしたことないぜ!悪いか!
トテトテと急ぎ足でカークに追いつけば、目の前の背中が再び歩み出す。心もち緊張に肩を張ってるけど、進む方向に迷いは見られない。さっき門を開けてくれた兵士の道案内の誘いを断っていたことから察するに、カークはこの城の中に入ったことがあるみたいだ。

「貴方はこの城に出入りしたことがあるようですね」
「ああ、登城したことは今までに二回ある。幼い頃に子爵だった父の参勤に同行した時と、騎士団への入団式の時にね。さすがに陛下への拝謁はお許し戴けなかったけど」

へ?子爵?

「子爵というと、もしかして貴方は元は貴族だったのですか?」
「ああ。10年前にお取り潰しにされてしまったけどね。そういえば、君にはまだ言ってなかったか」
「初耳です。なるほど、貴方が他の騎士と違う理由の合点がいきました」
「それはよかった」

それきり黙りこくってしまった。ニコリともしないところからして、あんまり触れて欲しくない話題なんだろう。俺も空気が読めない痛い子じゃないし、スルーしてやることにする。
しかし、カークは元貴族だったのか。道理で物知りなわけだ。貴族の英才教育を受けてたんだな。他の騎士からキツく蔑まれてた理由も、貴族崩れだってのが理由なのかもしれない。見た目からして20代前半くらいだから、10年前はまだまだ子どもだ。貴族の地位から一気に平民に落ちるなんて、きっととんでもない落差だったに違いない。
前を歩く背中を見つめていると、何となく哀愁が漂っているようにも見えてくる。まだ若いくせに、悲しみを背負ったオッサンの背中みたいじゃないか。こいつも苦労したんだろうなあ。辿ってきた苦難の人生を想像すると何だか涙がこみ上げてきそうだ。うう、リア充爆発しろだなんて思ってスマン、カーク。

『男の背中を瞳を潤ませてじっと見つめている様はまさに“恋する乙女”だな。とてもよく似合っている』
「やかましい!」

ニヤけ面が視界に飛び込んでくる。ギャフンと言わせてやろうと手をバタバタと振り乱してみるけど、一発も当たらない。

『恥ずかしがらなくてもいい。優れた男に恋焦がれるのは乙女としてとても健全な反応だ』
「誰が恋する乙女だこのオタンコナス!こちとら、身体はオンナ、心はオトコ、その名も救世主エルフ様だっつーの!!」
『……私との会話がセシアーヌ語に変換されないように調整したことを感謝してほしいね』
「余計なお世話だ!」

「と、トゥ。あんまり皇宮で騒がないでくれ。セシアーヌ皇国ではここも神聖な場所だとされているんだ」
「……すいません。この妖精とは少し反りが合わないもので」
「はは、そうみたいだね。君たちの楽しそうな会話を聞いてみたいよ。俺たちには鈴が奏でるような美しい音色にしか聞こえないんだ」

やめた方がいいぞ、カーク。中身はどうでもいい会話だしな。
そんなことは華麗にスルーするとして、さっきから気になってることがあるんだが。

「ところで、カーク。あの彫刻はいったい何なのですか?」

そう言って遥か頭上の天井を指差す。アーチ状に膨らんだ廊下の天井一面に、何やらレリーフが刻まれているのだ。浮き彫りで彫りつけられてるそれらは、城の天井を巨大なキャンパスにして延々と一つの物語を表しているようだ。登場人物は男女一組で、その二人が剣を振るったり人を助けたり、大勢に崇められたりしてる。女の髪にはうっすらと銀箔が貼られてるようにも見えるし、これは何を表してるんだろうか?
俺の指差す方向に首を上向けたカークが「ああ、あれか」と呟く。剣を上段に構えた男の彫刻を憧れるように見つめながら言葉を紡ぐ。

「あれが、千年前の勇者とエルフだよ。あそこに描かれた男こそ、最高の騎士にして最強の剣士―――今は“剣神”と讃えられる伝説の勇者だ。そしてその隣に描かれた銀髪の少女が、」
「先代のエルフ、というわけですね」
「その通りだ。伝説によると、美しく聡明で誰にでも別け隔てなく接する心優しい女性だったそうだ。これらは600年前、このドゥエロス皇宮の建設をお命じになったガルース二世の時代に二人の伝説を題材にして造られたらしい。二人の出会いから冒険の途中で起きた戦い、エルフが弱者に慈悲の手を差し伸べる様子、礼節を重んじる勇者のかくも正しき雄姿が事細かに描かれている。
初めてこれを見た時には心から感動したものさ。まさか自分が勇者になってこれを仰ぐ日が来ようなど、その時は考えてもいなかった。きっと偉大なる精霊神の思し召しに違いない。魂が震えるのをはっきりと感じているよ」

熱っぽく説明を終えると、まじろぎもせずに彫刻を凝視し続ける。ホントに感動してるんだろう、食い入るようにじっと見つめる横顔はうっとりと陶酔してる。俺もつられて見上げてみる。言われてみれば、銀箔を貼られた女は俺と同じワンピースのような服を着てるし、鎧に身を包んで敵に対峙する男は勇者らしいといえばらしい。このレリーフを見てると、冒険の間に色んなことがあったみたいだ。

『おおっ。ほら、あそこを見給え。エルフの肩のところだ。あれが私だ。なかなか愛くるしく描かれているな。人間の芸術家も見る目がある。転生先を優遇してやれば良かった』
「あー。たしかに蚊トンボみたいなのがちっちゃく彫られてるな。小さすぎて気付かなかったよー」

ヒラヒラと手を振って妖精(神)の言葉を受け流し、レリーフの続きを見るために歩を進める。階段を幾つか登っても物語は終わらない。二人して魔物に踊りかかったり、襲われる人々を助けたり、傷ついた勇者をエルフが治療してたり、勇者がエルフを背後に庇ったり―――げっ!?思いっきり抱き合ってキスしてるシーンもある!なにこのいい雰囲気!?

「ッ、コホン!」

ふと気まずい視線を感じて隣を見ると、カークが小さく咳払いをして目をそらした。多分、同じシーンを見ていたんだろう。居たたまれない空気が漂って、無意識に俺まで顔を背ける。そういう分かりやすい反応をされるとこっちまで顔が熱くなるからやめて欲しい。

「……って、あれ?おい、自称神さま。たしか、前のエルフも元は男だったんだよな?」
『そう、|だった《・・・》のさ』

天井高くまで舞い上がった妖精がエルフのレリーフにそっと触れる。エルフの美貌を撫でる小さな手は、愛しい宝物で戯れてる子どものようだ。

『ヒトの心は形を持たない、言わば液体のようなあやふやなものだ。|容れ物が変質すれば《・・・・・・・・・》、|在り様も容易に変わる《・・・・・・・・・・》。ここに描かれている|彼女《・・》もそうだ。月日が経つに連れて心は変化を遂げた。いずれ、君も同じ道を辿るかもしれないね』
「ほお。つまりそれは、俺がカークとこうなるということか」

知ったような口を利く妖精に促されてもう一度勇者とエルフのキスシーンを仰ぎ見る。つま先立ちで背伸びをしたエルフの腰を勇者が力強く抱き寄せて、互いに熱い抱擁を交わしてる。これに自分とカークを重ねて想像してみる。

「……無いな。ないない。ずぅぇえったいにあり得ない」

オエーッ!と心のなかで顔を顰める。俺は男の中の男なのだ。青春よろしく頬を赤くしてそっぽを向くカークには悪いが、例え身体が女の子になったとしても日本男児の心意気は忘れないのだ。ニホンジンウソツカナイ。

「コホン! それで、この伝説の最後はどうなるのですか?」
「えっ?あ、ああ、最後か。言い伝えによれば、二人の冒険はあの場面で終わりを迎えるんだ」
「……勇者一人しか描かれていませんね」

一つ前のレリーフでは、魔王らしき醜い化け物に剣を突き立てた勇者とエルフがどかんと大きく彫られている。でも数歩足を進めて最後のシーンを見上げてみると、鎧を脱いだ勇者が一人だけ、誰もいない遠くを見つめて寂しそうな背中を見せてるだけだ。ちっとも“めでたしめでたし”って風には見えない。

「エルフは魔王を倒したことを確認した後、元の世界に帰ると勇者に告げて消えてしまったそうだ。その後、勇者は当時の皇帝からの爵位授与を自ら辞して、どこかの僻地で静かな最期を遂げたらしい。どこで最期を遂げたかについては、多くの貴族が自領にこそ勇者の亡骸が眠っていると主張しているから今でも明らかになってない。情けない話だけど」

キリストの墓が青森県にあるって話と似たようなものかな。そういう奇抜だけどまんざら頭から否定もしきれないような話はロマンがあるから好きだ。もっとも、こっちの貴族は「うちの領地には勇者の墓があるんだぜ!どうだ凄いだろ!」という中身の無い自慢がしたいだけだろうが。せっかく世界を救ったっていうのに、遺体が行方不明になるはエルフと別れるは、先代勇者は散々だなぁ。

「なぜエルフは元の世界に帰ったのですか?今までの伝説を見る限り、勇者とエルフは、その、とても|親密《・・》な関係だったように思えるのですが」
「君にもわからないのか?俺たちは、エルフにはてっきり“魔王を倒したら帰らなければならない”って決まり事があるんだと解釈してた」

そういえば、妖精が「魔王を倒したら元の世界で生き返らせるぞ」とか言ってたっけ。その気がないからすっかり忘れてた。前のエルフは勇者よりも元の世界に帰る方を選んだってわけか。ドンマイ、勇者!

「魔王を倒した後、元の世界に帰るか帰らないかは自分で選べます。私は元の世界に未練はありません。出来れば、セシアーヌに居続けたく思います」
「未練はないのか。そ、そうか」

カークの口からホ~っと深い溜息が漏れた。残られると何かマズイのか?

「……いけませんか?」
「い、いけなくない!ちっともいけなくないさ!俺は―――い、いや、セシアーヌの民は、君が残ってくれた方がずっと嬉しい!」

必死に手を振り乱して否定する。さっきのため息は安堵の息だったようだ。不安にさせやがって。ウハウハセレブライフが実現した暁には忠実な子分第一号になってもらう予定なんだからな。

「そうですか。それを聞いて安心しました。魔王を倒した後もずっと私の傍から離れないでくださいね、カーク」
「えっ!?そ、それはどういう……?」
「言葉通りの意味ですが、どうかしましたか?」
「……なんでもない。ナンデモナインダ」

首を傾げて問うてみるが、ナンデモナイと壊れた人形みたいに答えるだけだ。「言葉通り?それはつまり……でもトゥの性格を考えれば……」とかなんとかブツブツ唇を動かすばかりだ。変な奴。
しかし、さっきから歩いてばかりだから腹が減る一方だ。カークの母ちゃんが作るヤギ鍋とやらを早く食べたい。誰かの手料理なんてほとんど食べたことがないし、楽しみだなあ。


「と、止まれ、そこな二人!ここより先は皇帝陛下のおわす階層であるぞっ!」


脳裏に湯気が立つ鍋を想像していると、突然、鋭い声が廊下に反響した。声がした方向に目を向けると、如何にも分厚そうな観音扉を背にした兵士がこっちを警戒の目で睨んでた。いつの間にか廊下の突き当りに到着していたらしい。ここが目的地でいいんだろうか?
ゴチャゴチャと着飾った兵士が俺を視界に入れた途端に「うっ!?」と低く呻いて身構える。オバケを目撃したかのような反応をされるとわりとショックなんだけどなあ。

「あれは衛士だ。皇宮陛下直属の近衛兵さ。でも、今じゃ権威はガタ落ちだ。少し厄介な相手だから、ここは俺に任せてくれ」

再起動したカークがすかさず俺と兵士の間に滑りこんで小声で囁く。秘境で探検をする場合、現地人との交渉には現地のガイドが必要不可欠だとテレビで聞いたことがある。時には文明人が口を挟まない方が良いこともあるのだ。
「貴方に任せます」と頷いてカークの後ろを歩く。俺を護るように目の前に立ちはだかる広い背中を見ていると何だか安心する。兄貴がいたらきっとこんな感じだったんだろう。

「首都西地区第29小隊の隊長、カーク・アールハントだ。夜分に済まない。だが見ての通り、我が皇国の行く末にとって極めて重要な方をお連れした。速やかに陛下にお目通り願わなければならない。そこを通して欲しい」

衛士の間合いに立ち入らない程度で歩を止めて許可を取る。近衛兵ということからして皇帝とやらの忠実な兵士なんだろう。他の騎士よりも綺羅びやかな鎧とマントを纏っているのを見ても、衛士の特別さがよくわかる。だけど、カークによるとこいつらもグダグダらしい。どういうことだ?

「だ、ダメだ。それは認められん。へ、陛下に奏上する前に、大隊長閣下にご報告を差し上げるのが先ではないのか、アールハント小隊長?」

あ、何となくわかったかも。

「何故そうなるのだ?私にエルフ探索を仰せ付けたのは皇帝府、引いてはクォラ皇帝陛下ご自身だ。騎士団は関与していない」
「そ、そうかもしれない。だが、貴君は騎士団に属する騎士の一員ではないか。ならば、まずは大隊長閣下に帰還と成果のご報告をした方が良い。エルフ様を伴っているのなら尚更だ。大隊長閣下こそ今代の勇者であらせられるのだから」

時間稼ぎでもするように奥歯に物が挟まったような口調で通行を阻む衛士に、カークの両肩がじわじわと持ち上がっていく。かなり苛ついているらしい。皇帝直属の兵士のくせにダメ勇者の大隊長閣下様にベッタリと癒着してるんだから、マジメなカークが怒るわけだよ。
「勇者はもう決めてるっつーの!そっちで勝手に決めんな!」と怒りつけてやりたかったが、俺の気配を察したのか、その前にチラと肩越しに振り返ったカークの視線に諌められた。「心配するな」ってことだろうか。

「その必要はない。此度にエルフと共に魔王を討伐せしむる勇者は大隊長閣下ではない。エルフはこの私を勇者に任ぜられた。その旨も併せて陛下に上奏したい。急ぎ、お目通り願いたい」
「なにっ!?貴君、正気か!?」
「至って冷静だ。先程から、貴君は我々を陛下の御前に進ませたくないように見受けられる。何の理由があってだ?」
「ば、馬鹿なことを!とんだ言いがかりだ!貴族でもない低級騎士が我ら衛士にそのような口を効いて許されると思っているのかッ!!」
「ならば、早く道を開けろ!貴君が我らの道を妨げることは、陛下の御意を妨げているのと同じだぞ!」
「な、何度も言っている通りだ、アールハント小隊長!陛下へのお目通りは許可できない!た、例え―――伝説のエルフ様をお連れしていたとしても、だ!」

うわあ、何この役立たず。すっごくイラつく。腹が減ってるのも苛立ちにさらに拍車をかけてくる。今にもお腹がぐぅと音を立てそうだ。もしも俺がコンボイ司令官だったら、「もういい、もうたくさんだ!ダイノボットを破壊する!」と叫んで今頃ビームを放ってる頃だ。
そうだ、私にいい考えがある!こうなったらもう力づくで押し通っちゃおう!我が食欲を妨げる者には鉄槌を下すのみだ!

「カーク、ここで立ち止まっている暇はありません。貴方は騎士である前に勇者なのです。くだらない| 柵 《しがらみ》に囚われてはいけません。魔族であろうが衛士であろうが、立ち塞がる障害は尽く跳ね除けるのです」
「エルフ様、何ということを仰るのか!?」

ふん、うるさいわい!このアホ衛士め!人が腹をすかせてるってのに邪魔をするから―――


ぐぅ~


あ、ついにお腹鳴なっちゃったじゃん!
音に気付いたのか、カークが頭だけで振り返ってコクリと力強く頷く。気付かれたのか!?やべえ、めっちゃ恥ずかしい!顔が熱い!火が出そうだ!
全身全霊の力で平静を保っていると、カークが衛士の間合いにずいと踏み込んだ。どうやら空腹の音は聞かれなかったらしい。よかったぁ。

「き、貴様、正気か!?衛士に手を出すなどあってはならんことだぞ!?」
「先の彼女の言葉を聞いたはずだ。そこを退いてもらおう。如何に爵位を失ったとはいえ、アールハントの剣術が冴えを失ったとは思わない方がいい。貴君も剣の心得があるのなら彼我の力量を見抜けないはずはない。貴君と殺し合いをする気はない。俺はただ、この世界を救いたいだけだ。頼む、そこを退いてくれ」
「ぅぐ、ぬう……く、くそ……っ!」

衛士がギリギリと奥歯を噛み締めながらゆっくりと後ずさる。お前のせいでひどい恥をかくところだったんだぞ!魔王を倒した暁にはトイレ掃除の刑だかんな!!

「済んだようですね。では、急ぎましょう」
「ああ、そうだな。追いつかれる前に早く―――」

皇帝のところに進もうとカークが扉の取っ手を握り、


「誰に追いつかれるとまずいのかな、アールハント小隊長?」


「ッ!! が、ガーガルランド大隊長閣下……!!」

素早く踵を返して身構えたカークの視線の先から、甲冑を着込んだ男たちがゾロゾロと姿を現す。どいつもこいつも、今まで見た騎士とは比べ物にならないほど豪奢でピカピカの鎧を着込んでる。だが、その騎士たち全員の鎧を全部売っぱらっても、先頭にいる金髪の男が纏う鎧には敵わないだろう。明らかに希少な金属を使っているのだろうその圧倒的な豪華さは近くに寄らなくても見て取れる。

『あれが、今代の勇者候補だった男さ。なかなか美形だね。乗り換えるなら今しかないのではないかね?』
「ふむ」



『衛士』とは、帝室守護を司る特別な位地にある騎士を指す。皇帝陛下の君命を至上とし、陛下の身辺警護はもちろんのこと、御内儀や血族の方々の護衛から皇宮内外の警備、果ては帝室に関係する犯罪の捜査や処罰に至るまで、幅広い管轄と権限を有する誉れ在る役職だ。
陛下のおわす階層へ続く扉を警衛するこの壮年の男も、それに当てはまる。

「な、何度も言っている通りだ、アールハント小隊長!陛下へのお目通りは許可できない!た、例え―――伝説のエルフ様をお連れしていたとしても、だ!」
「何を言うか!救世主を早急に御膳に召し出すようにお命じになったのは他ならぬ陛下ご自身だぞ。お目通り願えない道理などあるものか!貴君、やはり大隊長閣下から何か含まれているな?そんな為体だから、エルフ探索に衛士が用いられなかったのだ!」
「き、貴君にそのようなことを言われる義理はない!」

前言を撤回しよう。誉れ在る役職|だった《・・・》と説明したほうが正しい。
図星を指されて狼狽える眼前の男に勢い余って殴りかからないよう、歯噛みして己を制止する。

前任の騎士団大隊長が突如自害して現在のガーガルランド公爵閣下が騎士団大隊長に就任した今、衛士の名誉は地に落ちたと言っても過言はない。
衛士は騎士団に所属する騎士の一員ではあるが、命令系統が異なる。彼らは騎士団大隊長ではなく皇帝陛下からの命令に忠実に従わなければならない。しかし、そんな建前が今となっては有名無実と化していることは周知の事実だ。本来ならばあらゆる組織や階級に対して中立の立場で捜査を行わねばならない衛士が、ガーガルランド家に与する貴族家らには一切の手出しをしないのだ。その不平に異議を唱えた者にばかり衛士が強引に詮議を迫れば、もはや裏で誰が手を引いているのかは一目瞭然だ。古くから衛士を輩出してきた貴族家が尽くガーガルランド公爵家と血縁のある家に取って代わられてからは、衛士の依怙びいきは目に見えてひどくなった。
衛士が皇帝陛下の忠実な近衛兵だった時代は終わった。もしそうでなければ、トゥを迎えに行く役目は俺ではなく衛士の誰かになっていただろう。それが不幸なのか幸運なのかについてはさて置くことにするが。

「カーク、ここで立ち止まっている暇はありません。貴方は騎士である前に勇者なのです。くだらない| 柵 《しがらみ》に囚われてはいけません。魔族であろうが衛士であろうが、立ち塞がる障害は尽く跳ね除けるのです」
「エルフ様、何ということを仰るのか!?」

物騒な台詞に面食らって叫ぶ衛士から目を外し、背後の“エルフ様”―――トゥを肩越しに見返る。月光の如き純銀に煌めく双眸は、俺に「為すべきことを為せ」と告げている。人間社会の低俗な世事に左右されない彼女はまるで世界の中心に聳える大樹のようだ。これほどの大樹を擁する俺が今さら躊躇いを感じる必要など無い。
不甲斐ない衛士に不満を覚えているのか、トゥの頬に赤みがさす。これ以上、衛士の無様な姿を彼女に見せるのは人間の恥晒しにしかならない。赤面して怒るトゥに頷きを返し、再び眼前の衛士と顔を突き合わせる。こちらが腹を括ったことを察した衛士がギクリと仰け反る。

「き、貴様、正気か!?衛士に手を出すなどあってはならんことだぞ!?」
「先の彼女の言葉を聞いたはずだ。そこを退いてもらおう」

一歩、すり足で相手の間合いに踏み込む。衛士が慌てて腰に帯びた剣に手を伸ばすが、俺が二歩目を踏み方が早かった。衛士が帯刀する剣は儀礼用に華美な装飾が施された長剣で、間合いに深く食い込まれれば抜刀すら儘ならない役立たずだ。そして俺は、腰の長剣の他にも身体中に短剣を仕込んである。腑抜けた衛士に遅れを取るつもりは毛頭ない。

「如何に爵位を失ったとはいえ、アールハントの剣術が冴えを失ったとは思わない方がいい。貴君も剣の心得があるのなら彼我の力量を見抜けないはずはない。貴君と殺し合いをする気はない。俺はただ、この世界を救いたいだけだ。頼む、そこを退いてくれ」
「ぅぐ、ぬう……く、くそ……っ!」

衛士が柄を握ったままの姿勢で身動ぎをする。額に汗を滲ませながらしばし抵抗の緒を探した後、やがて項垂れるように柄から手を離した。無駄な戦いをしなくて済んだことに内心でホッと嘆息する。
恨めしそうに俺を睨め付ける衛士が扉の前から身を引けば、重厚な観音扉の全景が現れる。この扉を越えれば、謁見室と玉座はすぐそこだ。

「済んだようですね。では、急ぎましょう」
「ああ、そうだな。追いつかれる前に早く―――」





(この後、後ろからクアム騎士団大隊長が後ろからやってくる。間に合わなかった!
クアムに反抗するが言いくるめられそうになる。クアムはトゥをジロジロと舐めるように凝視している。
トゥを見ると、さも不機嫌そうに眉をひそめている。自身に向けられている悍ましい視線に気付いている?
トゥ「そこまで言うのなら行きましょう」と言う)


この次の視点は未だ未定。カークにするかクアムにするか……。
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~ Comment ~

 

ぐわ~。気になる、続きが気になる~(´・ω・`)
一波乱ありそうな展開にドキドキします。次回の展開に期待します。

ふと目が覚めたら更新されてた 

この作品が書籍化するとか考えると胸あつ。
知ってる作者がメジャーデビューすると応援したくなるのは何故だろうか。最近の人だと八針来夏さんか。
夢が溢れますね。

視点は誰でも良さそうだけど、主人公視点が見たいなぁ。個人的にですが。

NoTitle 

>名無しさん
いつもコメントありがとうございます!バッチリ一波乱起こしますので、どうかご期待くださいませ!m(__)m

>悦さん
八針来夏さんで調べてみると、なろう出身の作家さんなんですね!覇道鋼鉄テッカイオー という作品を書いておられるそうなので、購入してみます。王道熱血ロボットものとは素晴らしい……!!
TSFというマイナー嗜好を題材にした小説、7~8年書いてて未だ文章力が中途半端な残念作者という不安要素はありますが、夢は持ち続けます。『エルフになって~』に表紙絵と挿絵がつく日を夢見て、頑張りまっせ!!

アイディア 

・クアムに呼び止められてカークが口で負けているのを察したトゥが、妖精に目配せしてこっそり皇帝を呼ばせる。こうすればトゥの機転の良さと妖精の存在感を際立たせられる、はず。

・クアムはカークをしきりにエルフから引き離そうとするが、トゥに阻止される。

・カークの家についた後、料理をご馳走になることになる。その際、カークの義父母はエルフがカークを見初めたのだと勘違いして舞い上がる。以下、イベント案。

カーク義母「将来のためにも、今から一緒にお料理の修行など如何です?」
トゥ「申し訳ありませんが、私は包丁を握ったこともありません。大人しく待っておきま―――」
カーク義母の口角がピクリと引きつる。カーク、「義母さんは教育に厳しいんだ」と耳打ちする。
カーク義母「女子たるもの、料理の腕は必須です。まずは基本から教えて差し上げます。さあ、前掛けをつけてこちらへ」
トゥ「か、カーク……」
カーク、お手上げだというように手を挙げる。助ける気はないらしい。
トゥ、台所へ引きずられていく。

その後、カーク義父がアールハント家に代々伝わる勇者の伝説について語る。

カーク義父「アールハント家の男が勇者に選ばれたのは運命に他なりません、カーク様」
カーク「またその話かい。眉唾ものだろう」

アールハント城の地下には勇者の墓があるという伝説。「勇者の武具」「勇者の遺品」といった伝説は自家に華を持たせるためにたくさんの貴族家が誇らしげに語っている。たしかに地下に通じる扉はあったが家長以外は入れなかった。その秘密は門外不出で、忠実な執事だった義父も知らされていない。本当のことはわからない。カークが父からその秘密を聞く直前に魔王軍が攻めてきて真実は闇の中。アールハント城の伝説にも信ぴょう性はない。

そこへ、カークが率いる小隊の副隊長が飛び込んでくる。さる大きな貴族の子どもだが、妾の子であり、しかも母親が亜人類のため、顔の至るところに鱗がある。騎士団でもあぶれ者だったが、それを気にせず接するカークとは仲がいい。効力は非常に低いが、一応魔術の行使はできる。得意なのは“盗み聞き”の魔術。(彼の名前は未定)

副隊長「聞いたぞ、カーク!お前、正真正銘本物のエルフを連れてきたんだってな!?」
カーク「また“壁耳”の魔術を使ったのか、(副隊長の名前)!」
副隊長「固いこと言うなよ!クアムの野郎も怒り心頭だったぜ!それで、肝心のエルフ様はどこに―――」

そこへ料理の入った皿を持ったトゥが「ご飯が出来ましたよ」と現れる。エプロンをつけたトゥとカークを交互に見て、

副隊長「……この度はご結婚おめでとうございます」
カーク「まだしてない!」
トゥ「“まだ”?」
カーク「あ」

NoTitle 

良い……実に良い!
トゥさん、いいじゃない。エプロン着けた女性って背後から抱きしめたくなる。

どうでもいいことなんですが、浮気を疑われた場合、どのようにして女性の追及を宥めすかすべきかについてツラツラと考えてたら、天啓を賜ったよ。

女性とは元来、母性を下地にした考え方、つまりは感情論に依存しがちな人が多いです。
そんな女性が相手が浮気していると解った時、冷静でいられるはずがありません。
この時弁明や抵抗は悪手、冷静な切り返しなど女性にしたら腸ものでしょう。
そこで考えたのが、感情論には感情論じゃね?っつー話です。
いきなり身に覚えない嫌疑や追及は確かに腹も立ちましょう。
しかしそこをくるっと反転させ、一言「嬉しいよ」と言ってみましょう。
相手は気勢を削がれ、訝しむでしょう。そこで止めに抱きしめながら「愛してる」とでも言えばたちまち相手は混乱の中。心臓を無意識に撫でられたがごとく驚きふためく所存。
如何様かな?

……自分で書いてて思ったけど、俺戦国に毒され過ぎw

NoTitle 

個人的にネット上で1次創作連載→商業へ→出版社とゴタゴタで結局打ち切り&権利関係でネット連載不可能に って好きだったTS作品潰されただけにあんまりいいイメージ持てないんですよね…(作品そのまま商業化

それはさておきちょうどいい塩梅に衛士が小物チックな匂いがぷんぷんしてるなあ…
なんか魔物の軍勢とあたったら速攻で逃げ出す兵士多そう(´・ω・`)

NoTitle 

>enkidさん
>エプロン着けた女性って背後から抱きしめたくなる

同士よ!わかる、わかるぞその気持ち!!
そして「浮気を疑われる」というあなたのコメントでまた新しいイベント案を思いついたかもしれない……!!ありがとうございます!!

>名無し人生さん
もしかして「攻撃魔法の使えない魔術師」ですか?あれは本当に残念でした……。これから良い所ってところで打ち切りなんて。商業に移行すると出版社に権利が移りますから、もう自分だけの作品じゃなくなっちゃうんでしょう。商業化も良いこと尽くしってわけではないんですね……。

この世界は、色んなところで「1000年間の平和ボケと怠惰の悪影響」が出ています。読者の人が「一回魔王軍にリセットされた方がいいんじゃないか?」と思ってくれるくらいにダメダメな世界にするつもりです。政治も機能不全を起こしていたり、貨幣価値も極端に下がっていたり、人間の傲慢な態度に亜人類との関係も悪化していたり、とにかく末期な世界です。小物な衛士もそういう描写の一部なのです。

キャラ設定(仮)。 

これを決めてるだけで後々混乱しないで済む。後に変更されるかもしれないけど。
ちなみに各キャラクターの名前や地名には『スタートレック』や『彷徨える艦隊』からの引用が多々ある。


トゥ(本名××××)
主人公その1。18歳。
元は現代日本で高校生をしている平凡な少年だったが、不慮の事故に巻き込まれて死亡。その際、妖精(神)が「アホの子がエルフだと面白そう」と考えてセシアーヌにエルフとして再生させた。
優しく前向きな性格をしており、変なところで思わぬ器用さを見せたりするが、基本的にアホの子なのは変わりない。家族の繋がりは薄く、母親の手料理の味もほとんど覚えていないが、それが普通だと思っていたために不幸な境遇だとは思っていない。そのため、カークの家に世話になった際はその温かさにいたく感動したりする。
甘い食べ物が好みで、辛いのは苦手。怖がりのくせに負けず嫌いで、涙目になってお化け屋敷を走り抜けるタイプ。馬に乗る際は必ずカークの背中に抱きつくなど臆病な一面を見せる。
長い髪、瞳は銀色で、自ら淡い光を発している。容姿はこの世のものとは思えないほど美しく繊細。「胸は同年代の少女より大きいだろう」というのはカーク談。
当初は「新しい人生を豪勢に過ごしたい」という理由で魔王討伐に付き合っていたが、カークと旅をしている内に世界を救うという重要性を認識し始める。また、徐々にカークへの好意と依存も強くなっていく。

アイディアを読んで。 

末期な世界かぁ。
国家内の反乱分子や貧富の差、価値観の差異、人種の違い。
これだけ多くの問題を消えたままでよく千年も生き残れたものだと思いますね。
魔王がやろうとしてるのが、外科的な手術に見えてきます。
トゥが何を為すかが本当に大切になりますね。
国家の建設案を行ったときも大変そう。
自浄作用の向上がどれだけ為せるかが重要ですね。
国際法を制定するべきなのかなぁ
絶対に尊守しなくてはならない法律をつくって暴走を防ぐ・・・とか。
守るわけないよなぁ暴走をするバカは、本当に難しい。
アイディアとしては第三機関の設立かなぁ。国家に縛られない法の番人を作るとかね。こんなことあり得るのはファンタジーだけですかね。

アホな子トゥの成長物語でもある、このお話どんな足跡を描くのか楽しみで仕方がないですね。

しかし料理か・・・ベタな展開がだと一人で作るとダークマターが出来るというのがありますが、
きっちり習っているなら安心ですね。
ちょっとだけ焦がしちゃったとか、味つけに失敗したときに、止めるのを振り切ってカークが美味しいと食べる姿を想像しました。

トゥってよく見ると、アホだけど頭は悪くないんだよなぁ。そんな子は大好きです。
執筆頑張って下さい。微力ながらも応援してます。

NoTitle 

 
 
  ご無沙汰です!
 
 リア充センサー>なるほど……壁が必要ですね……。
 
 トゥのキャラ設定を見て、あぁ、なるほど、高校生なら未熟で、アレな感じでも不思議じゃないなぁ、と勝手に納得したり……。
 エルフって言っても、何百年とか生きてる訳じゃないですもんね。
 
 次の、カークか、クアム。どっちの視点にするかですけど、どちらも良いですよね。これを言うと身も蓋も無いですがw。
 カークはカークで、板挟み感覚が味わえそうですし。
 クアムはクアムで、嫌味な奴が内心何を考えているか分かりますし。どちらも楽しめそうですw。

 

NoTitle 

>悦さん
1000年前の魔王侵攻から立ち直った当初は人間も亜人類も理想に燃えて互いに誠実な関係を保っていたはずが、長い月日のせいで人間が傲慢になっていった……という時代背景をどこかで本文中に描写しようと思います。その傲慢の一因には、魔王を倒した勇者が人間であったという理由もある、ということにしようかな、と。先代勇者がエルフを失ってまで手に入れた平和が未来では見るも無残な状態になってしまう、とするとエルフzeroの物語が儚いものにできると思いまして。
不幸の連鎖を繰り返さないために、トゥがこの世界から何を受け取り、世界にどんな影響を与えるのか。カークとどんな関係を築くのか。それが大事な柱になってくると考えてます。でも、序盤はとりあえずシリアスともギャグともつかない空気で進めていくつもりです。どのくらいのタイミングでシリアスの比重を高めるかが悩みどころです。

>ちょっとだけ焦がしちゃったとか、味つけに失敗したときに、止めるのを振り切ってカークが美味しいと食べる姿

いいかもしれないッ!!


>rakiaさん
現代の少年少女は、インターネットが普及する前の同世代に比べて何十倍もの知識量を持っているんだとか。頭の中はアホの子ですが、西洋の中世時代とほぼ同じ水準のセシアーヌではトゥの知識は驚異的なものに見えるはずです。そういう描写を旅の間に挟んでいこうと思います。
次の視点は未だに悩んでいます。クアムの視点の方が騎士団のダメダメっぷりをよく表せられるのかなあ…。

NoTitle 

またもや更新。おそらく明日にはトゥの視点だけをなろうさんに投稿することになるだろう。まだ旅にすら出ていないけど、旅にでる前に色々伏線を残しておけば物語に膨らみを持たせられるし、展開に詰まった時に思いがけない脱出方法が見つかるかもしれない。ここが肝心だ。頑張ろう。

NoTitle 

今日も更新できなかった。無念だ…。仕事に行って来ます。

NoTitle 

また仕事前に更新できなかった。もうすぐ完成だ。明日には更新しよう。そうしよう。
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