性転換

短編SSの試作とか【改】

 ←『エルフになって~』更新報告と短編SSの試作品【改々々】 →『美しい変化を貴方に』の後編試作【改々】
くそぉ……今日は休みの予定だったのに出社になっちまった……マジで解せぬ……(´;ω;`)
そうそう、ニコニコでソードアート・オンラインの一章最終話を見てきました。飛ばし飛ばしでしか見ていませんでしたが、それでも思わず涙がポロリ。キリトとアスナのイチャイチャっぷりに壁ドンしていただけに、二人の悲しくも切ない終わり方には感動しました。これから、なぜか生き返ることができたキリトがアスナの姿を探して再びゲームの世界で活躍するんだろうなあ。二章が楽しみだ。この二人には末永く爆発してほしいね。
ソードアート・オンラインを全巻買って読みたいんだけど、きっと読んだらハマっちゃってまた別の二次創作とか書き始める気がするから読めない。自分の執筆が落ち着いたら買うことにしまふ。と、呟きながら、『アスナを探して再びオンラインゲームの世界にダイブしたらなぜか自分のゲームキャラクターの姿がアスナそっくりになってしまったキリトさん』というアイディアを思いついてしまった。誰か描いてくれないかなな。


そして『エロゲのヒロインになって主人公を攻略する話』がだいぶ完成してきたので仕事場で見直すように貼ります。僕にもシリアスな小説が書けるんだってことを証明しないとネ!!
問題は、『エロゲのヒロインになって主人公を攻略する話』なんて明らかにギャグっぽいタイトルをもっとシリアスっぽいのに変えたいんだけどもタイトルを考えるセンスがないことだ。だ、誰か、悲しげというか切なげというか、如何にも性転換を題材にしたシリアスっぽいタイトルを僕に授けてくれないものか……。







美しい変化を貴方に




「ああ、母さん?さっき最後の講義が終わったとこ。今から帰るよ。うん、今日は俺、バイト休みだから。……うん、うん。わかった、途中で寄って買って帰るよ。それじゃ」

通話を切り、ケータイを懐に閉まう。ポケットの隙間に冷たい冬の風が侵入してきてブルリと肌が粟立つ。見渡せば、周りはとっくに冬の夜闇だ。日が暮れるのもすっかり早くなった。電灯がほとんどない裏路地だから余計にそう思える。頼まれた買い物を済ませて早く帰ろう。今日は鍋らしいから、楽しみだ。それに、ここ二ヶ月ほど夢中になっているエロゲも今日でようやく全キャラをクリアできる。今プレイしているエロゲは、9人のヒロインを全て攻略すれば謎の隠しキャラが出てくるというオマケ要素があるのだ。10人目のヒロインがいったいどんな娘なのか、とても気になる。

「まあ、なんだかんだ言っても、やっぱり俺は楓ちゃんが一番かなぁ」

マフラーで隠れた口元で小さく呟く。今作のヒロインの中で俺が一番気に入っているのは、幼馴染みキャラの|朝香《あさか》 |楓《かえで》だ。主人公、夜月 |龍彦《たつひこ》の隣に住んでいて毎朝部屋まで起こしに来てくれる、桜色の長髪をしたメインヒロインだ。テンプレ幼馴染みのようにツンデレというわけではなく、世話焼きだけども脳天気な性格をしていて、主人公のことを「タッちゃん」と呼びながらトテトテと寄り添って付いてくる、まるで子犬のような可愛い女の子なのだ。他のヒロインを攻略するために楓から離れる選択肢を選ぶ際、悲しむ楓を想像して心が激しく痛んだと言えば俺の熱意がわかるだろう。

「でも、もうすぐ資格試験なんだよな。これはエロゲしてる場合じゃないか。はぁ……ん?」

就職希望をしている会社に採用されやすくなるために、特定の資格を幾つか取得しなければならない。就職活動が本格的に始まるのは来年からだが、働きたい業種がすでに決まっているのだから準備は早めにしておいた方がいい。エロゲのために将来を棒に振った、なんて笑えない。
「お楽しみはちょっとお預けかな」とため息を吐くと、一秒も開けずに後ろから眩しい光に照らされた。スポーツカーらしき大きなエンジン音が近づいてくる。
こんな狭い裏路地を通るなんて、危険なことをする奴だ。人を轢いても知らないぞ。ほら、そんな馬鹿みたいにスピードを出すから急ブレーキを踏まないと間に合わな


… … …
… …



「こら、かえで。きょう、公園にいく約束わすれたのかよ」

そう言って俺に手を差し伸べたのは、生まれた時からの幼馴染みだった。
その手を握った瞬間、|私《・》は朝香 楓として生きることを決めた。








「なあ、タツヒコ。お前ってエロゲーの主人公みたいだよな」
「えろげぇ?なんだそりゃ?」

私立瑞穂学園の高校生活も二年目に達した頃、俺はこの世に『エロゲー』というゲームジャンルがあることを知った。
例えば現実には存在しない学園とかファンタジックな異世界などの架空世界を舞台にして、主人公と様々な関係にある|女の子《ヒロイン》たちと様々なイベントを経験しながら最適な選択肢を吟味し、攻略したいヒロインとの親交を深めて恋仲になることを目的としたパソコン用のアダルトゲームのことらしい。
高校に進学して初日に意気投合した学友にして悪友のフジノリは、文武両道な美男子なのにそういったオタク知識にやけに詳しかった。黙っていればモテるだろうに、口を開けばオタクな会話が次々と溢れ出すから女子がまるで寄り付かないという残念な奴だ。
そんな残念な男に言わせれば、俺はまるで“エロゲの主人公”そのものなのだという。

「お前な、今の自分の境遇がどんなに素晴らしい幸福に満ち溢れていることか少しは自覚した方がいいぞ?我が学園のアイドルを独り占めに出来るその圧倒的優位な立場を欲しがっている者は数知れないというのに……!」
「学園のアイドルぅ?……ああ、楓のことか」
「それだ!そうやって簡単に呼び捨てにできることがすでに奇跡なんだ!
学園のアイドルはお隣さんで昔からの幼馴染み!頭が良くて可愛くて世話焼きで家庭的で清楚で優しくて気立てが良くて、なのに男っ気はお前以外に全然見られない!こんな夢のようなシチュエーションがリアルにあるなんて信じられんッ!!」
「そんなに良いものとは思わないけどな。毎朝、枕元まで起こしに来られる身にもなれよ。鬱陶しくて仕方がないぜ?」
「ぶっぎゃああ――――!!何その勝ち組宣言!!全校生徒を代表して訴えてやる―――っ!!」
「本気で泣くなよ、みっともねえな!」

|アイツ《・・・》の存在が自慢になるなんてことも、フジノリに言われるまでは気付きもしなかった。
“アイツ”―――|朝香《あさか》 |楓《かえで》は、俺の幼馴染みだ。物心ついた時には一緒に公園を駆けずり回ったりオママゴトをしたりしていた。家が隣同士で、お互いの両親も昔からの友人ということもあり、家族ぐるみの付き合いをしている。学校でもクラスは毎年同じという腐れ縁だったから、楓が隣にいることは当然だと思っていた。

(それを口に出すとホントに訴訟を起こしそうな勢いだし、黙っておくか)

机に突っ伏して嗚咽を漏らす悪友から言わせれば、楓は“遥かに遠く高い断崖絶壁の頂上に咲いている一輪の花”らしい。要は高嶺の花だと言いたいんだろう。
たしかに、楓は常に学年トップの成績を維持するくらい頭がいいし、アイドル事務所やモデルスカウトが自宅に押しかけるほどの美少女だし、生徒会の副生徒会長に選ばれるほどの品行方正な性格をしている。傍から見れば疑いようもなく完璧な美少女に違いない。
先述したエロゲーのヒロインには様々なバリエーションがあるが、一番オーソドックスなものは『幼馴染み』なのだそうだ。美少女の幼馴染みに毎朝起こされて、親が旅行に出かけている時は晩ご飯を作りに来たりするという日常は、なるほど確かにフジノリから聞いたエロゲーの主人公の生活そのもののようである。

(まあ、現実はゲームみたいに甘くないってことだよな)

窓の外で赤く輝く放課後の夕日を眺めながら内心でボソリと愚痴る。周囲からどれほど羨望の眼差しで見られても、当の俺はそうは思えない。なぜなら、俺が楓のことを異性として意識しても、楓は俺のことを異性の男とは認識しないからだ。アイツにとって、俺―――夜月龍彦とは、異性の男というよりは兄か弟に近い存在だ。下手をすれば家族よりも長い時間を過ごしているのだから、そう思われるは当然といえば当然ではあるが。
とは言え、そのような思春期真っ只中の悶々とした感情を抱いていてもアイツが生徒会の会議を終わらせてくるのをちゃんと待ってやっている俺は、実はかなり律儀な人間に違いない。

「タツヒコ、|奥さん《・・・》がお勤めから帰ってきたぞ。出迎えてやれよ!」
「だから奥さんじゃねえよ!お前らもいい加減慣れろ!」
「あはは、|夜月《やづき》君照れてる~」

ゲラゲラと囃し立ててくるクラスメイトの連中に一括する。このやりとりも物心ついた時から繰り返されてきたことだが、最近顔ぶれが変わったせいで気恥ずかしさに顔が赤くなってしまう。二年生に進級してクラスメイトが一新したせいだ。こんなことならアイツともクラスが別になればよかったのに、どうして今年も一緒なんだ。

「俺は先に帰る!じゃあな、フジノリ!」
「ま、待てよ!俺にも楓ちゃんとキャッキャウフフな会話をさせろよ!俺にも匂いを嗅がせろよ!俺にもクンカクンカさせろよ!頼むよタツヒコ君、いやタツヒコ様!!」
「俺をヘンタイのように言うな!アイツの匂いなんぞ嗅いどらん!一人で帰りやがれ!」
「りっぐすッ!?」

ゾンビのように足元に縋りついてくるフジノリを蹴り飛ばし、机から鞄を剥ぎとって足早に教室の扉に向かう。アイツが入ってくるとまた俺が野次馬の辱めにあってしまう。そうなる前に合流してさっさと帰路につこう。
扉の取っ手に手を掛けようと急いで腕を伸ばし―――しかし、無情にも扉は向こうから開け放たれた。

「お待たせ、タッちゃん!一緒に帰ろっ!」

目と鼻の先―――それこそほんの少し顎を突き出せば唇が触れてしまいそうなほど近くで、楓の満面の笑みが花咲く。

「――ぁ、――」



……綺麗になった、と思う。

以前から可愛い容貌ではあったけど、そこにはまだ子供っぽさが残っていた。身体のシルエットも同年代の男子と大して変わらなかったし、そもそも赤ん坊だった頃から隣にいたのだから成長したのかしていないのかも気付かなかった。かくいう俺も、つい最近までは楓のことを明確に女と意識してはいなかった。

でも、高校生になってから、楓は急に大人びた。輪郭や目鼻立ちからはあどけなさが消えて、身体つきも女性特有のふくよかでメリハリのきいた描線を描くようになった。いつの間に覚えたのか化粧もするようになって、唇には薄いルージュまで引いている。
色気づく、という言葉は適切じゃない。そう、本当に……|綺麗になった《・・・・・・》んだ。

何より、これはいつも一番近くにいる俺にしか気付くことが出来ない変化だろうが―――

「タッちゃん?ボーっとしちゃって、どうしたの?」
「わ、こらっ」

きょとんと小鳥のように首を傾げた楓が歩を進める。野次馬から好奇の悲鳴が上がるのも気にせず、息がかかるほど近くまで一気に距離が詰められる。楓の動きに合わせて艶やかな桜色の長髪がふわりと風を孕んで靡く。

「……っ」

途端、甘やかな空気が鼻腔を吹き抜けて、頭の中をいっぱいに満たした。春花のような甘美な香気が思考をとろけさせ、我知らずクラリと立ち眩みを引き起こす。
そう、|匂い《・・》だ。何か特別な香水でもつけるようになったのか、それとも楓自身が纏っていたものが変わったのかは定かではない。だけど確実に、楓の匂いは変わった。たちの悪いことに、とても良い方に。フジノリが嗅ぎたいと言うのもわかる気がする。

「ぅぅぅ……見せつけやがって、見せつけやがってぇ……。吐き気を催す邪悪とはまさにお前のことだタツヒコぉ!ウヒャヒャヒャヒャ!」
「ええい、四足歩行でワシャワシャ近づくな!キモいんだよ!」
「ぎぶそんッ!?」

関節があと10個くらい増えないと出来ないような人間離れした動作で床を這ってくるフジノリに後ろ蹴りを見舞ってやる。この学園のスカートは膝上までしかない。下から見上げればすぐに|中《・》が見えてしまう。だというのに楓がちっとも警戒感を抱かないせいで、俺が余計な気を回さなければならない。

「へ、へへ……いい蹴りだったぜ……お前なら、世界を狙え……ガハッ!」
「あはは。フジノリ君、相変わらずタッちゃんと仲いいね」
「これが仲がいいように見えるお前の神経を疑うよ」

容貌は日に日に綺麗になっていくのに、中身は相変わらずおっとりしていて無防備だ。いつも嫋やかな微笑みを浮かべていて、誰に対しても優しく接する。子供の頃から少しも変わらない。三つ子の魂百まで、とは昔の人間も的を射たことを言うものだ。

「ったく。ほら、帰るぞ」
「うんっ!」

普通、女ってのは美人になればなるほど恥じらいとか周囲への警戒心とかも高まると思うのだが、コイツには当てはまらない。だから今も、平気で自分の手を俺の手に絡めたり出来るのだ。

「楓ちゃん、今日も夜月君と手を繋ぐの?」
「えへへ。だって私、タッちゃんのこと好きだもん」
「んなっ!?ば、バカ!いいから早く帰るぞ!!」

誤解を招く発言を引き金にして女子たちの黄色い声と男子たちの怨嗟の声に火がつく寸前、俺は楓の手を引っ張って廊下に飛び出す。直後、キャアキャアという甲高い声と「うぉのれタツヒコぉおお」という血を吐くような怒号が後方で爆発した。後者の怒号はほとんどフジノリの声だった。

「バカ!いつもいつも、なんで誤解されるようなこと人前で言うんだよお前は!」
「ふえ?でも、私がタッちゃんのことを好きなのはホントだよ?」
「あのなぁ。お前の“好き”ってのは、つまりその、特別な“好き”じゃないだろ!」
「“好き”は“好き”だよ。私はタッちゃんが好きだよ!お父さんやお母さんやタッちゃんのおじさんとおばさんくらい好きだよ!」
「だから―――いや、いい。もういい。わかったから連呼しないでくれ。恥ずかしいから。それと、他の奴らには好きだなんて軽々しく言うなよ。心配だから」
「うん、わかった。タッちゃんだけにしか言わないよ」
「………」

ほら、これだ。こんな奴だから俺が護ってやらなければいけなくなるんだ。
物心がついた時には、楓はすでにこんな性格をしていた。表裏がなくて自分の感情に真っ直ぐで、勉強は出来るくせに脳天気で、おまけに超がつくほどのお人好し。誰彼からも可愛いと持て囃され、近所の爺さん婆さんたちは聖女だの神童だのと崇め出す始末だ。
そんな絶滅危惧種のような奴だから、当然邪な考えを抱いて近づいてくる奴らもいる。だから俺も、物心がついた頃にはいつも楓の手を握っていた。幼い頃の思い出といえば、楓が危なっかしいことをする度に大慌てで火消しをして回った苦い記憶しかない。
チラと隣に横目を流す。俺より拳一つほど低い位置にある頭を楽しそうに左右に揺すりながら鼻歌を歌う楓は、俺の悩みなどこれっっっっぽっっっっちも慮りもしないに違いない。どうしてこんな“温室育ちのお嬢様”に育ってしまったのだろう。
……もしかして、俺がずっと手を繋いで護ってやっていたから、本人に警戒心が芽生えなかったのだろうか。だとすると、こんな性格になってしまったのは俺の責任ということになるのか?

「ふぇ?なぁに、タッちゃん。私の顔に何かついてるの?」
「い、いや、別に。相変わらずのアホ面だなと思ってただけだ」
「ひどーい!」

ぷぅ、とハムスターのように両頬を膨らませる。陶器みたいな純白の頬はふっくらとしていて、まるで出来立ての大福のようだ。そこらの女子が同じことをしても計算された芝居にしか映らないが、楓がすれば愛嬌たっぷりの仕草になる。媚を含まない自然体を平気で他人に晒すのはコイツの悪い癖だ。いつも見慣れている俺でさえドキリと胸を高鳴らせてしまうのに、初めて見た人間なら一瞬で恋に落ちてしまう。こうして俺が傍にいてやらないと一分一回の告白ラッシュが始まるに違いない。

「……でも、何時までもこのままってわけにもいかないよな」

如何に危なっかしいからと言って、死ぬまで楓の傍にいるわけにもいかない。お姫様と騎士じゃあるまいし、何時かはそれぞれ別の人生を歩まないといけなくなる。こいつと、け、け、結婚をするというのなら話は別だが―――果たして楓がそこまで考えているかと言えば、とても怪しいと言わざるをえない。ある日突然、「タッちゃん、私カレシができたの!一番最初にタッちゃんに紹介してあげるね!」「はっはっは、よろしくタツヒコ君!今日からボクが楓さんを護るから君はもうお払い箱だよ!」などと平気な顔で男を連れてきても何らおかしくはない。
そうなるのは寂しいし、楓が他の男に持っていかれると思うと歯痒さも覚える。でも、何時かはそういう日が来る。それは仕方のないことだ。楓が俺に向ける“好き”は、血の繋がった家族に向ける“好き”と同じだ。きっと近い将来、もっと大きくて熱い“好き”を別の男に差し出す日が来るだろう。そうして心も身体も信頼する男に預けて、一緒になって、結婚して、身篭って、母親になるんだ。

「……そのためには、俺の存在は邪魔かもしれないな」
「タッちゃん?さっきから独り言呟いて、どうしたの?」

不思議そうに眉根を潜めた楓が視界にひょいと飛び込んでくる。その可愛らしい仕草も、俺が傍から離れなかったせいで子供っぽさが抜けなかったのだと思うと心苦しくなる。
そろそろ潮時なのかもしれない。親離れならぬ、幼馴染み離れだ。お互い後数年も経てば大人になるのだし、楓に至ってはとっくに結婚ができる年齢に達している。もう、お隣さんの男友だちが未練たらしくお節介を焼き続ける必要はない。

「あの、さ。ちょっと、話があるんだけど、」
「ふぇ?」

意を決して、口を開く。往来のど真ん中だけど、こういうのは勢いが大事だ。何時まで経っても引きずるのは俺にとっても楓にとっても良くない。
ハッキリと告げよう。「これから少し距離をおこう。その方がお互いの将来のためだ。お前も俺から離れて、自意識を持った方がいい」、と。「これからも良い友だちでいよう。困ったら相談に乗ろう」、と。でも、どういう風に言ってやるのが一番いいだろうか。とりあえず、大事なことから告げていくべきか。

「もう、やめにしないか。俺たちの、こういう関係」
「――――――え?」

途端、楓の瞳から色が消え失せ、愕然と口を開く。言い方を間違えただろうか。いや、これでいい。ちょっと強めに言った方がいいこともある。コイツの場合はかなり鈍いんだし、明確に言わないと「またまた、タッちゃんったら冗談言っちゃってぇ」と受け流されてしまうのがオチだ。
中途半端な笑顔のまま固まった楓にしっかりと向き合い、双眸をじっと見つめる。

「そろそろハッキリさせておこう。俺は、お前とこれからもずっとこうやってベタベタするつもりはない」
「―――そだ」
「もう高2になったんだし、そのうち進路も考え始めないといけない。お前も俺から独り立ちするべきだと思う。これからは、お互いの将来をそれぞれ考えてだな、」
「そんなの、嘘だ」
「……楓?」

低く呻くようなその声が楓の口から発せられたものだと、最初はわからなかった。普段のおっとりとした口調とはかけ離れた切羽詰まった呟きにギョッと驚く俺の目の前で、楓の肌から血の気がみるみる引いていく。細い手から滑り落ちた鞄が足元でドサリと音を立て、周囲の視線を集める。

「嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ。わ、私、何か悪いことした?もしかして、フラグを見落とした?選択肢を間違えた?どうして、そんな、こんなのゲームになかった。それじゃあ、それじゃあワタシは、オレは―――」

ワナワナと震える唇から苦しげな呟きが零れ、頬を伝った涙と一緒に床に落ちる。自分自身の存在を確かめるように、そうしなければ自分自身があやふやになってしまうかのように、己の両肩を強く掻き抱く。

「か、楓?大丈夫か?」

不安気に声をかけるが、反応はない。間近に近づいて顔を覗き込んでも、開ききった瞳孔の闇に俺が映ることはない。過呼吸のように荒い息を吐いて身を震わせる様子は明らかに尋常じゃない。生命の維持すら危ういと言わんばかりに背中を痙攣させるその様に、俺はようやく、自分が取り返しの付かないことをしたのだと漠然と理解した。
自分が何をしでかしたのかわからず狼狽する俺の前で、楓はただただ孤独に震えて泣き続けている。






昔、トラウマを刻みつけられた漫画がある。
未来から来たロボットの秘密道具で絵本の世界に入ったはいいものの、出入りするための道具を落としてしまって絵本の中に閉じ込められる、という話だ。子どもながらに恐ろしさを覚えて、その晩は寝付けなかった。
それが現実になって降りかかるとわかっていれば、その日は寝ずに神様仏様にお祈りを捧げていたのに。

今の俺の状況に比べれば、その漫画の方が何倍もマシだ。主人公には助けに来てくれる頼もしいロボットの友人がいたし、何より、その主人公はちゃんと|生き帰る世界《・・・・・・》があるのだから。そう、助けの手を差し伸べる救世主もおらず、すでに自分が死んでいることを理解している俺とは天と地ほどの差だ。

前世、と呼べるものかは定かではないが、俺にはもう一つの人生の記憶があった。男として生まれて、平凡に生きて、いつの間にかオタク趣味に傾倒して、普通の容姿と普通の成績でダラダラと大学まで進学して、普段通りに帰り道を歩いていたら後方から車に突っ込まれて死んだ、一人の男の記憶だ。真っ白なヘッドライトと恐竜が巨大な黒板をひっかいたようなブレーキ音が眼と耳にこびり付いている。

幼稚園に上がる前の物心がついたある日、俺は突然その記憶を取り戻した。幼馴染みが置いていったミニカーの玩具を何気なく手に取った瞬間、カサブタのような薄い皮膜を一気に剥がしたみたいに、中に詰まっていた思い出したくないモノが溢れだして頭の中で爆発した。
こんな記憶はいらなかった。出来れば一生思い出したくなかった。なぜなら、その記憶によれば、俺が二度目の生を受けたこの世界は|作り物のハリボテ《・・・・・・・・》だったからだ。この街の名前も、両親の名前も、自分の名前も、幼馴染みとの関係も、何度も目にしたことのある|設定《・・》だった。前の人生で俺が夢中になったアダルトゲームそのままの世界だった。
前世と同じ世界で二度目の人生を授かったのなら、好意的に捉えることもできただろう。「自分にはこの世で成し遂げなければならない宿命があるから再び生を得たのだ」と天から授けられた運命を信じ、何らかの理想や目的を掲げてガムシャラに突き進むこともできただろう。だけど、最初からニセモノにしか過ぎないとわかっている世界で、どうして本気で生きることができるだろうか?
己が主人公だったならまだ幾ばくかの救いはあった。例え虚構の世界であっても、主役として立ち回れるのならば少しは楽しみようがある。何せ、俺は|主 人 公《プレイヤー》の視点で何度もこの世界を堪能したのだから。全てのフラグやキャラクターの設定を知り尽くしていれば、まさしく神の視点を得たに等しい。
だけど―――よりにもよって俺が新しく授かった人生は、朝香楓という|女の子《ヒロイン》だった。

この世界は、不遇の最期を遂げた俺に神様が用意してくれた第二の人生などではなかった。然るべき主役は別に存在していて、俺はただ主役に|攻略されるため《・・・・・・・》に用意された脇役の一人に過ぎなかった。観客のいない虚しい舞台に突然放り込まれた添え物に過ぎなかった。
これから一生、まがい物の世界で虚しい人生を過ごさなければならない。その事実に気付いた時、俺は絶望に打ちのめされて家の中に塞ぎ込んだ。生きる目的を見出だせず、かといって自殺する勇気もなく、部屋の隅で生ける屍のように沈み込んだ。心配する両親がたくさんの言葉をかけてきたが、彼らもニセモノに過ぎないと知ってしまえばどんなに温かい言葉も心に届かなかった。
そんな俺を引き上げてくれたのは、よりにもよってこの世界の|主役《・・》だった。

「こら、かえで。きょう、公園にいく約束わすれたのかよ」
「……夜月、龍彦……?」
「なによびすてにしてんだよ、かえでのくせに。ほら、ボケっとしてないでさっさといくぞ。今日こそ砂場にオレのでっかい城をつくるんだ。完成したらかえでもいっしょに住まわせてやるよ」

その時、ぐいと目の前に差し出された手は、とても大きかった。このニセモノだらけの世界の中で、その手だけは本物であるかのように思えた。当然だ。この世界は全て、コイツのために創られた。タツヒコという|柱《主役》を中心にして創られた、タツヒコのための世界だ。

そうだ、常に世界の中心の傍にいれば、道を見失わずに済む―――。

「……うん、ごめんね、タッちゃん。私もおてつだいするよ。だから、いっしょに住まわせて。ずっといっしょにいて」

目の前の手を握って、俺は空虚な笑みを貼りつけた。
この瞬間から、俺の|朝香《・・》 |楓を演じる《・・・・・》日々が始まった。

幸いにも、朝香 楓はメインヒロインであり、ゲームにおいてはもっとも攻略しやすいキャラクターに位置づけられていた。プレイヤーが他のヒロインに靡くような選択を複数回選べば攻略対象は変化するが、特に何もしなければ自動的に朝香 楓のトゥルーエンドルートに入るようになっていた。トゥルーエンドになれば、主人公は朝香 楓と結ばれ、結婚し、幸せな家庭を築いてエンディングロールとなる。つまり、タツヒコの意識を俺に向け続けてさえいれば、タツヒコのそれからの人生に乗っかることが出来る。恋をして、家族を作って、子どもを産んで、立派に育てるという人並みの幸福と確固たる将来が約束されている。
男と結ばれることに最初は嫌悪感を感じた。だけど、生きる目的を見出だせず、けれども自殺する勇気もない俺に贅沢は言えなかった。この世界がニセモノで、自分も周りの人間も全てが用意された脇役だと知っている俺には、唯一本物のタツヒコの近くにいることが精神の平穏を保つ術だった。
そのために、俺は影で懸命に努力をした。タツヒコの心を俺に繋ぎ止めておくために、必死で演技をした。常に寄り添って、時には世話を焼き、時には保護欲を掻き立て、「朝香 楓には夜月 龍彦が必要不可欠なのだ」と植え付け続けた。当初は甘え方の加減がわからずに苦慮していたが、演技をしていく内に段々と自然体で振る舞えるようになり、それが楽しくなってエスカレートしていった。
それから瞬く間に十数年が過ぎて、ゲームの舞台となる私立瑞穂学園に入学した。高校二年生として過ごす一年間で、タツヒコの周囲には俺という幼馴染み、違うクラスの同級生、後輩、先輩、生徒会長、転校生、留学生、新任女教師、保健室の先生といった総勢9人と隠しキャラの一人、合計10人ものヒロインが参集することになる。タツヒコが彼女たちに靡くことを防げば、俺はこの世界で支えを失わなくて済む。
そしてついに一ヶ月前、もっとも重要となる二年生に進学した。今までの十数年は全てこの一年間のために費やされてきた。タツヒコの意識を向けるために、死に物狂いで自分を磨き続けた。一度もしたことのない化粧を必死に勉強した。夜も眠らずにファッション雑誌を読んで、もっとも自分の魅力を引き出す身繕いの仕方を研究した。美容にも細心の注意を払ってタツヒコが好むスタイルに整えたし、香水だって何百種も調べて一番タツヒコが好きそうなものを見つけ出した。試しに間合いを詰めて香りを嗅がせれば、タツヒコもまんざらではないようにうっとりと表情を蕩かせた。
これでもう心配をしなくていい。できることは全てやった。両親や友人に影の努力を悟られないように隠し通すのはかなり神経を使ったが、そのおかげでタツヒコに与えている印象も完璧だ。この一年間を今の状態で乗り切れば、あとはトゥルーエンドが待っている。これからずっと、タツヒコに頼って生きていける。



「もう、やめにしないか。俺たちの、こういう関係」



―――そのはず、だったのに。



「そろそろハッキリさせておこう。俺は、お前とこれからもずっとこうやってベタベタするつもりはない」



―――なんで、そんなこと言うんだ。あんなに頑張ったのに。努力したのに。尽くしたのに。どうして。



「もう高2になったんだし、そのうち進路も考え始めないといけない。お前も俺から独り立ちするべきだと思う」
「そんなの、嘘だ」
「……楓?」

まだ二年生は始まったばかりじゃないか。どのヒロインを選ぶかは二年生の最後のイベントで決まるはずだ。まだずっと先の話だ。大体、他のヒロインは一人だってタツヒコに近づいていない。だから、この時点で俺がタツヒコから拒絶されるなんてありえないはずだ。
まさか、俺が演じた“朝香 楓”に間違いがあったのか?何か見落としがあった?何かが不足していた?何かが行き過ぎていた?それとも―――俺の知らないところで、すでに他のヒロインに心奪われていた?

「嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ。わ、私、何か悪いことした?もしかして、フラグを見落とした?選択肢を間違えた?どうして、そんな、こんなのゲームになかった。それじゃあ、それじゃあワタシは、オレは―――」

我知らず身体が激しく震え出す。肌が泡立ち、怖気が絶え間なく襲ってくる。
今まで必死に積み上げてきた努力が全て消える。
またニセモノの舞台に一人で放り出される。
自分を支えていた大地が崩れていく。
心の拠り所が離れていく。

生きていくことが、出来なくなる―――。






「嘘だ、嘘だ、嘘だ、嘘だ。わ、私、何か悪いことした?もしかして、フラグを見落とした?選択肢を間違えた?どうして、そんな、これじゃゲームと違う。それじゃあ、それじゃあワタシは、オレは―――」
「か、楓?大丈夫か?」

ガタガタと全身を痙攣させて苦しげに脂汗を浮かべている。楓がこんなに怯える姿なんて、この16年間で一度だって見たことがない。

……いや、たった一度だけ覚えがある。幼稚園に上がる前、俺たちに自我が芽生えてまだ間もない頃、何の前触れもなく楓が突然塞ぎこんだことがあった。何を言っても反応しない無気力な楓に、オジサンとオバサンはひどく不安がっていた。今にも自殺しそうな楓の表情は鮮烈に記憶に刻み込まれている。その時は、見るに見かねた俺が手を取って無理やり外に連れ出して元気づけてやって解決した。遊んでいる内に楓の状態も元に戻ったから、そんなことは今の今まですっかり忘れていた。だけど今回は、あの時よりも遥かに重症に見える。

「嫌だ、一人になるのは嫌だ、嫌だよ、嫌だ」
「おい、楓?一人にするなんて言ってないだろ?いったいどうしたんだよ。そんな顔して泣くなんてお前らしくないって。なあ、聞いてるか?」

俺の言葉が耳に入っていないのか、眦から零れ落ちる涙は止まらない。凍えたようにガチガチと歯を鳴らしながら背を丸めて嗚咽を漏らすばかりだ。虚ろな瞳は、まるで押し寄せる孤独と寒さに押し潰される雪山の遭難者のようだ。副生徒会長が突然見せる奇行に学友たちが面食らって立ち止まる。「お前が泣かせたのか」という非難の視線が突き刺さるが、俺にだって原因はわからない。
楓の豹変と周囲の人だかりの視線にたじろぎながらも、とりあえず泣き止ませようと華奢な肩におずおずと手を伸ばす。瞬間、俯いていた桜色の髪が跳ね上がり、伸ばした手を思い切り掴まれた。いつもの楓からは想像もつかない乱暴な動作に動転する間もなく、ぐいと腕を引き寄せられてたたらを踏む。

「教えて、直すから!」
「は?直すって、お前なに言って、」
「私に悪いところがあったんでしょ?気に入らないところがあったんでしょ?だから、私のことが嫌いになったんだよね?ねえ、教えて。なにが悪かったのか教えて。直すから。全部、全部全部全部、|今ままでみたいに《・・・・・・・》すぐに直してみせるからっ!!」
「……ッ」

まるで命乞いをするかのように震える双眸に見上げられ、俺は楓が豹変した原因に思い当たって息を呑んだ。
異性として意識していたのは俺だけだと思っていた。楓は俺の存在を空気のようにしか思っておらず、依存などしていないと思い込んでいた。だけど、本当に鈍かったのは俺の方だった。捨てられた犬の瞳に俺の顔が映り込む。いや、この瞳には常に俺しか映っていなかった。コイツはずっと―――俺が楓を想うより遥かに以前から、俺だけを見ていたのだ。







(ここから仮の流れ)


「もしかして、好きな子ができたの?だから私が邪魔になったの?」

タツヒコ、この言葉にカチンとくる。怒鳴りつける。楓、ビクリと後ずさる。タツヒコの後ろにツインテールの後輩らしき女の子を見つける。

「あはは、やっぱり」

楓、突然走り去る。

ツインテールの女の子
「先輩と会うのはまだずっと先です。さっさと追いかけたほうがいいですよ。ああ、そうそう。とりあえず、あの幼馴染さんに『ヒロインが全員揃うまでは停戦する』と伝えてください。きっと落ち着きますから」
「……?あ、ああ、わかった。」


追いかける。意外に足が速い。夕暮れ、昔遊んだ公園のブランコに虚ろな表情で腰掛けている。

ここから楓視点に移行↓

(楓視点)










タツヒコの背後に、ヒロインの一人が現れる。楓、早とちりする。






~現在、ここまで~
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~ Comment ~

タイトルか。 

面白い。
だから、タイトルをかんがえたい。
何が良いかなぁ?
状況をタイトルっぽくするなら。
「私の道標」とか「ヒロインの生き方」、「作られた世界の中で」なんかが思い付きますね。
洒落た感じなら、楓の花言葉が非凡な才能 遠慮 確保 自制 大切な思い出 美しい変化 なので、「美しい思い出を貴方に」なんてどうでしょう。
願望から
「告白はあなたから」とかもある?

おもいついたらまたかきます

NoTitle 

うーんタイトルですか……。
「私が恋する乙女になった理由」とか……?
悦さんが上げた楓の花言葉の「美しい変化」辺りが
TSしたこの楓さんが本当の意味でタツヒコ君のヒロインになろうとする「変化」にかかってきてる感じがするような……。

ギャグっぽいタイトルで中身読んで騙された!を狙うのもアリですかね?
「このエロゲ主人公になら抱かれてもいいと思った」

NoTitle 

楓かわいいよ楓!wなんて健気で生真面目な…!自分の好みジャストミートですよ主先生!そして演技のつもりが楽しくなっちゃうあたり素直じゃないな!素直になれば楽だぞと言いたい。

…無駄にハイテンションでしたが、それはさておき。
気になった点があります。
読んだところ、楓と接点がほぼないツインの子が楓の内心や事情を察してるあたりが不自然に感じました。接点もないのに転生(それもゲームの知識を持ってる)とかの事情って簡単に分かるものじゃあないと思うのです。楓もそういった生前の特徴を見せないようにしてたっぽいですし。
なにせ彼が好きな香水を必死に選んだりするようなけなげで努力家な子だしw

不躾で申し訳ありません。
タイトル案としては、女性の象徴である月と、楓の変化(女性化)や、主人公二人の関係が真っ当なものへと変わっていく事をかけて。『みちゆく月』とか。

NoTitle 

楓っちは己を役を演じる人形とした訳か、まるでどっかのナイフ無双みたいだな。
だけど結局感情なんかは殺せなかった訳で、虚構の世界という真実と、今までの出来事で感じて作りあげてきた『楓』という真実が別々に存在しただけの話よ。ごちゃごちゃ考える必要はねーべな。
さぁて、他のヒロインも絡んでさらに混迷を極めるフラグ早い者勝ちマラソン!最後にハートとボディを獲得して、あの深刻な壁不足を引き起こす壁ドンな展開を魅せてくれるのは誰か!?
俺は壁ドンどころかキーボードをクラッシュしてしまいそうだよ!

タイトルは悩むなー。私はそういうネーミングセンスは皆無に等しいからなぁ。
だから安直の率直で実直なタイトルを今考えた!

『全TSエロゲーヒロインによる主人公筆降ろし戦争』

狙いすぎたかな?だが私は反省しない!

タイトル 

難しい命題ですね~。オイラの脳みそじゃあ
「リバーシブル」ぐらいしか思いつかない(笑)
意味は「オセロ」からきてる。
うん、そうなんだ。
告白>黒白>オセロ
からきてるんだ。
ついでに表面が女なのに裏が男という二面性を表してたりもする。
うん、ネーミングセンスないね(笑)
もっといいのがあったらまた探してみます。

NoTitle 

楓嬢の演技が本当の恋に代わる意味と
エロゲ世界じゃなくて現実なんだと受け入れる意味から
「嘘が本当に変わる時」
「これからは偽り無く」(心から貴方を好きだといいます的な)
なんかが布団の中でぼんやり考えてた間に思いつきました。

改正案~ 

連投スイマセンm(_ _)m
前回のはあまりひねってなかったので、少しエロゲ風にしてみます。
「リバーシブル~俺が私に変わる刻~」
うん、恥ずかしいね我ながら(笑)

NoTitle 

おお……こんなに大勢の方からこんなにたくさんのタイトル案を頂けるとは……。とてもありがたいです。凄く助かります。感謝感激!!

>悦さん
>川岸さん
「美しい変化」という花言葉に僕もビビッときました。「美しい変化」だけの方がいいか……でも「美しい変化を貴方に」っていうのもいいなあ……。
ヒロインになろう、攻略されようと頑張る楓の状況が凄く表現できると思うんです。
花言葉を持ってくるという考え方は僕にはまったく思いつかなかったです。やっぱりタイトルにはセンスが必要なんだなあ。


>sisiさん
sisiさんの壺に命中できたようでよかったですwww健気な女の子って可愛いですよね(*´ω`*)ホッコリ
確かに、ツインテールのヒロインが楓の正体にどうして気付いたのかという描写が決定的に不足していますので、不自然さバリバリです。なぜ気付いたのかという理由付けをもっと練り込むことにします。最後にツインテールの視点描写も入れてみようかなぁ。


>上条信者さん
>全TSエロゲーヒロインによる主人公筆降ろし戦争
筆おろしって時点で完全18禁なタイトルじゃないですかー!!www

今自分がいる世界が所詮偽物の世界だとわかってしまったら、果たして人間は地に足をつけて生きることが出来るでしょうか。「別にいいや」と開き直って人生を謳歌できるでしょうか。その人生さえも、この世界では偽物に過ぎないとわかっていても。楓の中の人はそれが出来なかったんです。虚しいとわかっている人生を自分の力で切り開く気力が起きなかったんです。だから、この世界の中心である主役に依存することにしたのです。その依存から脱却することが出来るか。その辺の描写に頭を悩ませております。


>名無しさん
このSSのためにタイトルを考えて頂いて、しかもコメントを2つも書いて頂けて、めちゃ嬉しいです!!ありがたやっ!!
「リバーシブル」、「オセロ」、どちらもTSネタのSSにバッチリなタイトルですな!特にオセロが告白をモジッた言葉というのが意味深くて面白いです!!エロゲ風のタイトルも、エロゲの世界に入ってしまったというこのSSの状況を考えればピッタリ!!
ネーミングセンスに満ち溢れてますよ名無しさん!!ありがとうございますっ!!


>川岸さん
床に就いている時までタイトルを考えて頂けるとは……!もし眠りを妨げてしまっていたら申し訳ないです(;´∀`)

>嘘が本当に変わる
>これからは偽りなく
切なげだけど明るい未来が待ってるって感じがいいですな!本文中に使ってみたいです!!

NoTitle 

ツインテールのヒロインは原作開始前にイレギュラーがないか確認するために龍彦くんの状況を探りに行ったところで
楓さんが「フラグ」だの「選択肢」だの「ゲームの楓さん」が知らないはずの事を言い出したからなんとなくそうじゃないかと思ってカマかけてみたらドンピシャみたいな感じなら納得できそうな感じがしますね。
「あれじゃまるで昔の私じゃないか」みたいな。
ヒロインがそろうまで停戦とか言ってるのですでにほかのTSヒロインと接触して何とか現状を受け入れていたとか説得力上がりそうです。

NoTitle 

>川岸さん
>楓さんが「フラグ」だの「選択肢」だの「ゲームの楓さん」が知らないはずの事を言い出したからなんとなくそうじゃないか
それいいですな!それで行きましょう!!ありがとうございまっす!!

 

イレギュラー要素。と何となく思った。
予定調和の中の振れ幅によってタツヒコが楓から離れようとしたなら修正可能ですが。
憑依して正史より繋がりを強くしようとした事でバタフライエフェクトが起こり、11人目ヒロインや外伝の主人公乱入とかのイレギュラーが発生したりしたら面白いなと。
想定外の対応を取るときにこそ人の本質が出るものです。病んでもよし、従順にたっちゃんを待ってもよし、他のヒロインとてを組むも有りです。
人間の目線を取り戻すイベントも必要じゃないかと愚考しました。

おお(・ω・)/ 

思ったより「オセロ」が好評のようですね(笑)
では調子にのってオセロをエロゲ風に。

オセロ
~黒(オレ)と白(ワタシ)の告白~

二面性と主人公か女か、どちらが告白するか解らないという謎めいた雰囲気もだしてみました(笑)
うん、思ってるだけだね(笑)

 

タイトル論議について私も参加。
「迷い道」とかどうでしょう?
悩み考え選んだ道を真っ直ぐ進んでいるつもりが、いつのまにか逸れて事態を複雑化している。
そもそも、最初に選んだ道は正しかったのか?的な意味でも。
まぁ、人生そんなものですが(笑)
ツインテールの女の子の言動といい、他のみんなも転生者か何かっぽいですね。
案外、他のヒロインはタツヒコに強い思い入れ(惚れているとか)はなく気楽に生きていて、楓でだけが悩んでいるって事も…(笑)
次回の更新も楽しみにしています。

NoTitle 

>悦さん
イレギュラー、という悦さんのコメントで、ちょいとアイディア浮かびました。このSSの最後の締め方にもう少し工夫が出来そうな感じです。原作のゲームより繋がりを強くしようとしたことで逆にタツヒコが楓の依存を心配をするようになり、拒絶をしてしまう。そうしてゲームとは違う流れが生まれて……と。面白いアイディアを得られました!ありがとうございますっ!!

>名無しさん
またまたアイディアありがとうございます!!皆さんからたくさんのタイトル案を頂けて、どれを使わせて頂こうか迷います。前編後編に分けて2つ使わせていただくことにしようかな、と考えたりしてます。

>ふぉるてっしもさん
タイトル案のご提供、ありがとうございます!!

>案外、他のヒロインはタツヒコに強い思い入れ(惚れているとか)はなく気楽に生きていて、楓でだけが悩んでいるって事も…(笑)

 な ぜ ネ タ バ レ し た し 

楓が心配し過ぎなだけで、実は他のヒロインは自分が好きだったキャラクターになりきって楽しんでる、ということにしようかと考えています。
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