二次創作
雁夜おじさんが勇者王を召喚して~ 試作
困ったことに、本社で日がな一日パソコンと向き合ってると目が痛くて肩がこる。帰宅しても長時間パソコンと向き合えない。どんどん目が痛くなる。目薬を定期的に差さないと。こういう弊害があるとは盲点だったなあ。
こんなアホなSSを読みに来るなんて、ブレイブな奴だな!
「時に小娘、その赤いペンダントはなんだ?妙な宝石が埋め込まれているようだが」
「“マスター”って呼びなさいよ、金ピカ。
この宝石はね、私のお父様が家から出てく時に寄越したものよ。遠坂家に代々伝わる御守りだとかなんだとか言ってね。底が見通せなくて胡散臭いから仕舞いこんでたけど、今回ばかりはありがたく使わせてもらうわ。魔力が充填された宝石であることに違いはないのだし、もしもの時の魔力タンクにはなるでしょ。
あ、ちょっと!勝手に触らないでよ!」
「ほう、これはなかなか比興だな。魔力を流してやるとそれを溜め込むが、仕掛けはそれだけではないらしい」
「アーチャー、アンタこれの正体がわかるの!?」
「いや、我にもそこまでしか分からん。おそらくはこの星とは違う星で創られたものだろうな。隠された機能があると見えるが、全ては見通せん。小賢しいが、並大抵の宝でないことは認めてやろう」
「あによ、もったいぶって結局分かんないんじゃない。役立たずなんだから」
「……小娘、たしか貴様の父親は我に最高級の敬意を払っていたと聞いたが」
「敬って欲しかったらしっかり働きなさい。さ、学校に行くから霊体化して着いてきて。優等生は無断欠席なんてしないのよ」
「……ふん。だが小娘、此度の戦争は短期決戦ではなかったのか?」
「聖杯戦争は夜に執り行われると相場が決まってんの。日が暮れたら街中を飛び回ってサーヴァントを倒しまくるんだから、覚悟決めときなさい。アーチャー」
「言われるまでもない。有象無象どもなんぞに遅れを取る我ではない。例え雑種が数千数万と束になろうと我の敵にはなりえん。何であろうと掛かってくるがいいわ、ふははは!」
「……何故かしら、嫌な予感しかしないわ」
「そういえばこの|赤い宝石《・・・・》、魔力を流すと表面に|J《・》って紋様が浮き出るのよね。なんでかしら?」
アインツベルン城地下200メートル
GGG本部『ベイタワー基地』 司令部
「むうッ、この反応は……!?」
「どうした、ケイネス?」
地球全体の霊脈を監視する魔術監視衛星から送られてきた緊急シグナルに、GGGのチーフオペレーターを務めるケイネス・エルメロイ・アーチボルトは思わず呻いた。その内容が驚くべきものだったからだ。珍しく色めきだった同僚の様子に、GGGの参謀兼戦闘アドバイザーの衛宮 切嗣がケイネスの手元のディスプレイを覗き見る。一時は命を狙い合っていた両者だが、今や互いに信頼しあうGGGメンバーの仲間である。
ディスプレイに表示されていたデータに目を通した切嗣もまた驚愕に仰け反る。
「このエリアのマナの数値は異常だ! しかもこのエリアは……ふ、冬木市じゃないかっ!?」
「霊脈の流れも見てみろ、切嗣! ここ数年沈静化していたはずの霊脈が極端に励起している!この流れを辿ると―――」
魔術コンピュータが弾きだした分析結果を冬木市の俯瞰画像と重ねる。冬木市の霊脈は、10年前に円蔵山が聳えていた場所を目指して赤々と脈動していた。
「まさか、聖杯が復活したというのか!?」
「断定はできないが、その可能性は高い! 冬木の地に詳しい彼にならもっと詳しいことが分かるはずだ!」
「ああ、そうだな! 時臣、いるか!?」
切嗣の声を受けて、司令部の前面に据えられた大型スクリーンに、ベイタワー基地研究開発部の映像が表示される。数秒して、スクリーンに一対の男女が映り込んだ。清潔かつ整頓された空間を背景に立つ、壮年の夫婦だ。朱色のスーツに身を包む紳士然とした男が、顎に蓄えた適度な髭を撫でながら|優雅《・・》に問う。
『どうしたね、切嗣。そんなに慌てて私たちを呼び出すなんて君らしくないな』
「それほどの事態なんだ! 二人とも、このデータを見てくれ!」
『……!!こ、これはっ!? そんな馬鹿な、あってはならん、あってはならんことだ!聖杯は破壊されたはずだ! 聖杯戦争が再開されるなど……!!』
『あなた、しっかりして!』
途端、遠坂 時臣はそれまでの優雅な立ち振舞を忘れてグラリと蹌踉めいた。この冬木の地を長きに渡り管理していた彼は、その霊脈の活動パターンが聖杯戦争の前兆を示していると瞬時に理解したのだ。衝撃のあまりたたらを踏んだ彼の背中を妻が支える。
去りし第四次聖杯戦争の折、アーチャーを擁する勢力として戦争に挑んだ遠坂 時臣とその妻である遠坂 葵。この二人こそ、現在、GGG研究開発部を纏め上げる主任と副主任だ。
愛妻に励まされた時臣が数度頭を振り、冷静さを取り戻す。彼ら夫婦は互いを補い、二人で一個の完成形を成す。
『ありがとう、葵。こんな醜態を晒しては遠坂家を支えて頑張っている凛に笑われてしまうな。
すまない、切嗣、ケイネス。取り乱してしまったが、もう大丈夫だ。こちらですぐに詳しい解析を進める』
「ああ、頼んだ。ケイネス、諜報部とも連絡を取ってくれ」
「もうやっている。映すぞ」
ケイネスが手元のタッチパネルを撫でれば、スクリーンの映像が瞬時に切り替わる。その慣れた手付きは、彼が機械嫌いなただの魔術師であった頃と一線を画していることの証だ。
赤を基調とする研究開発部から一変して、黒を基調とする部屋を背にして一人の男が投影される。鍛えあげられた肉体を神父服に包んだ彼こそ、GGG諜報部を父と共に牽引する元代行者、言峰 綺礼だ。
切嗣が事態を説明しようと口を開く寸前、宿敵だった男はスッと翳した手でそれを制す。
『たった今、こちらでも情報を掴んだ。サーヴァントの召喚を察知する霊器盤が先ほど起動したんだ』
「すでにサーヴァントも!?」
『ああ。今のところ召喚されたのはアーチャーだけのようだが、場所までは特定できない。諜報員を送って調べさせている。私もすぐに赴くとしよう』
「頼もしい限りだが、いいのか、諜報部のサブチーフが現場に出て?現場を退いて久しいんだろう?」
『おいおい、舐めるなよ、切嗣。私はまだ現役さ。それに、凛の様子もたまには見てやらないとな。また門前払いをされるだけだろうが』
「頼むぞ。ついでに僕の弟子の様子も見ておいてくれると助かる」
『任せておけ』
心強い笑みで親指をグッと立て、綺礼がスクリーンから姿を消す。宿敵として刃を交えたこともあるからこそ、切嗣は綺礼が未だに衰えていないことを理解している。
かつて第四次聖杯戦争で敵対していた者たちが互いを信頼し合い、情報を何の躊躇いもなく開示して最良の対処をしようと力を合わせている。この光景もまた、|勇者《・・》によって齎された奇跡の一つだと言えよう。
「切嗣、僕の予想では聖杯戦争はすでに止められない段階に入っていると見ていい。僕たちの誰にも令呪が分配されていないのでは、サーヴァントを使って抑止することもできない。すぐに|彼ら《・・》を呼んだ方がいい。」
「僕もそう思っていたところだ。至急、各国の衛星を経由して彼らに通信を―――」
『カッカッカッ、その必要はないぞ、若造ども』
そう。奇跡でも起きない限り、この怪老人が味方になることなどあり得ない。
「「|臓硯長官《・・・・》!!」」
突如、司令部全体を見下ろす中央ホールが重低音を唸らせて駆動を始める。核攻撃にも耐えられる分厚い天井部のハッチが開き、独立したモジュールが降下してくる。それは地上にあるアインツベルン城から直接この司令部に移動できるように造られた長官席だ。そして、その席には現在、小柄な老人―――間桐 臓硯が端座していた。
10年前、間桐 雁夜がエヴォリュダ―へと到達したその日、臓硯の人格は激変した。翠緑の輝きに心身を浄化されたせいかもしれない。己の子孫が体現する理想に、過ぎ去りし日に抱いていた尊い想いが蘇ったのかもしれない。変化の過程はどうあれ、臓硯は確かに変わった。もはやその目に嗜虐的な昏い想念は微塵もなく、自身が蓄積した知識と経験を世界平和に役立てようとする純粋な熱意が火の粉を舞わせて煌めいている。
切嗣とケイネスを制した臓硯が、訝しげな顔の二人に向かって「心配無用じゃ」と不敵に口角を釣り上げる。心なしか皺が減り肌にも張りが満ちているようにも見えるのは、彼の心が若かりし日の炎を取り戻した証だ。
「わざわざ機械を使う必要もない。人々に危機が迫る時、そこに必ず駆けつけるのがあ奴等じゃからな。のぉ、|桜《・》?」
「―――勿論です、お|義祖父《じい》様」
それまで口を開くことのなかった少女―――GGG参謀部機動部隊オペレーター、|間桐《・・》 |桜《・》が確信に満ちた声を返した。
一時は絶望の淵まで追い詰められた彼女だが、夏の碧天を思わせる強い眼差しにはその名残は一切見られない。彼女もまた、雁夜の覚醒と共に勇気の波動に目覚め、己の意思でGGGへ参加したメンバーの一員だ。
同年代の少女よりも二回りは豊かな胸部を揺らし、すっくと立ち上がる。煌めく蒼い瞳は、司令部の分厚い装甲天井を貫き、数千キロ遠くに聳える|彼ら《・・》の背中を然と見据えている。
そう。彼らを呼ぶのに叫喚を上げる必要など無い。
ただ、手を伸ばせばいい。
ただ、目を瞑ればいい。
ただ、求めればいい。
誰かの生命が危機に晒された時、その名をそっと虚空に唱えればいい。
それだけで、彼らの心には必ず届く。
それだけで、彼らは必ず駆けつける。
「―――来て、おじさん、ガオガイガー」
数分前
南ヨーロッパ 某地方
「『ピアニストになりました。良かったら見に来てね』だと……?ロアの奴め、随分と腑抜けたものだ。|盟友《とも》だと思っていたが、あのような地に落ちた愚蒙はもはや同類ですら無い」
絵葉書の文面に目を通し、途端に湧き上がってきた憤怒に唾棄する。絵葉書の表に印刷された写真―――地方の小さなコンサート会場らしき場所でピアノを演奏しているのは、盟友と思っていた男、“アカシャの蛇”の二つ名を持つ死徒、ミハイル・ロア・バンダムヨォンだ。額に汗を煌めかせながら恍惚の表情で鍵盤を叩くその横顔は、長い付き合いであるはずの自分も見たことのない満ち足りた様子で、それがまた気に食わなかった。
「ふん、実にくだらん。永遠を探求するために転生の技を極めつつあったというのに、志半ばでそれを放棄するなど愚の骨頂だ。如何に世界の理が乱れたと言えど、たかがその程度の障害で泣き寝入りをするなどあり得ん話だ」
憎々しげに独り言ち、絵葉書をグシャリと握り潰す。足元に向かって放り捨てたそれは、地に落ちる寸前にロングコートの隙間から|飛び出した漆黒の狼《・・・・・・・・・》に喰われて消滅した。食い足りぬとばかりに首を激しく振り乱した狼は、|宿主《・・》の鬱陶しげな視線を受けると瞬く間にコートの中に吸い込まれる。狼の興奮に触発されたのか、コートの中身がザワザワと波打つ。その不気味な様子は、まるで奇術によって無数の獣がそこに潜んでいるかのようだった。
「やはり、永遠と混沌を求めるべきはこの私―――フォアブロ・ロワインを置いて他にはいない」
風のない草原に立ち、周囲の夜闇よりさらに濃い闇を纒った男が確信に満ちた声音で呟く。
暗黒を凝縮したような漆黒のロングコートに身を包む大男。彼こそ、ロアと同じく死徒二十七祖に名を連ねる人外の化け物。人間であった頃の名をフォアブロ・ロワイン―――二つ名を| 黒き混沌 《ネロ・カオス》。死徒二十七祖、|最後の一人《・・・・・》である。
勇者たちによってこの世界が激変し、死徒二十七祖の面々はネロを除いて全員が姿を消した。ある者は死徒として最期まで抵抗し、迫り来る巨大な拳を受け止めて壮絶な爆死を遂げた。またある者は大人しく浄化されてヒトに戻り、田舎でひっそりと余生を暮らすことを選んだ。ロアがその典型である。
しかし、ネロだけは未だ死徒として活動を続けている。永遠を求めるため、真の混沌を己の手に収めるために666もの獣の生命因子を取り込み続けた結果、かつてヒトだった頃のフォアブロとしての意識はアヤフヤになっている。彼を突き動かしているのはもはや永遠と混沌の探求という妄執だけであり、その妄執に群がる666匹の|獣の塊《・・・》こそがネロの正体なのだ。
獣の塊がギロリと遠方の目標を見据える。ネロの鋭い眼光は、遥か先で眠る村に固定されている。満月の月明かりを受けてしんと静まり返ったその村は、遠目でも小ささが見て取れる。人口が50人にも満たないような質素な家々を彼方の草原から睥睨し、彼はグルルと低く喉を鳴らす。それは獅子のようであり爬虫類のようでもある奇妙な唸り声だった。だがそれらが言わんとすることはただ一つ、「早く喰わせろ」だ。
GGGの追手から逃れるために人喰いを控えざるを得なかったネロは、ここ10年間たった一人すらヒトを喰らっていないのだ。永遠と混沌を探求するための苦い犠牲にネロは必死に堪えてきたが、彼を形作る獣たちにとって空腹は拷問に等しい。身体の内より叫ばれる渇きの鳴き声に耐え兼ねたネロは、遂に今夜、禁忌を犯すことを決意したのだ。
ロングコートの隙間から獣の唾液がボトボトと零れ落ち、大地を汚す。久方ぶりの獲物を前にして獣たちは興奮の絶頂にある。誰も気に留めることのない地方の寂れた村だが、贅沢は言えない。数分のうちに村民全てを食い尽くしてその場を足早に去れば、さしものGGGも気付くことはないだろう。そのために、わざわざこのような山の奥地まで足を運んだのだから。
「この空腹を満たせば、またしばらくは活動を続けられる。如何に強大な力を持ってはいても永遠に君臨し続けることは出来ない。エヴォリュダ―だろうが何であろうが、生命であれば何時かは寿命に敗れる」
例え獣の集合体と化しても、魔術師であった過去を持つネロは相当に賢しかった。馬鹿正直に勇者王に対抗するのではなく、敵が死に絶えるまで生き残る道を模索し、実行したのだ。ひたすらに逃げ、隠れ、人間社会と接触せず、飢えを忍びながら闇の中に潜み続けた。元より彼の探求するところは『永遠』であったため、この最良の選択は彼を二十七祖の中でただ一人だけ現在まで生き永らえさせることとなった。
「目障りな守護神気取りどもが死に絶えた後に、再び我らの時代が来る。それまで待てばいいだけだ。指を咥えて見ていろ、怠惰に溺れた|同胞《はらから》ども。私だけは、如何なる犠牲を出そうとも必ずや真理に到達してみせる……!」
呪詛の如き台詞とともに、一歩を踏み出す。この一歩から、悲鳴が、苦痛が、恐怖、絶望が生まれる。目を覆うような地獄絵図が生まれる。次元の違う恐るべき化け物を前にして、弱者はただ恐れ慄き涙を流して地に伏せるしか無いのだ。涙で顔を汚す人間を頭から喰らう様子を想像し、ネロはニヤと嗜虐的にほくそ笑む。
ジャリ、と一歩目が地を踏みしめ、
ザアッと、一陣の風が拭いた。
「―――ぁ、」
ただ、風が吹いただけだ。気配も感じさせない強風が突然背後から吹き抜けた。ただ、それだけのことだ。
「―――ぁが、」
だというのに、ネロは動かない。否、|動けない《・・・・》。指先一つ動かせない。声一つ上げられない。片足を踏み出した無様な格好のまま、その場に縫い付けられたように固まっている。疾うの昔に不要と切り捨てたはずの汗腺が復活し、全身から汗が噴き出て肌を濡らす。
「―――が、ガ、」
動かせない視界に、月明かりに照らされた草原が見える。涼し気な月光にも、さわさわと穏やかに靡く草原にも、ネロの動きを止める力などない。
あるとするなら、それは―――――月明かりを大きく切り取る、|巨大な人型の影《・・・・・・・》に他ならない。
『―――ネロ・カオス』
それは果たして、“語りかける”と言える行為なのか。ただ名を呼んだに過ぎないというのに、その声は確かな圧力を伴ってネロを叩き潰した。息が詰まり、全身から力が抜け落ちる。砂細工のように地に膝をつくネロには、もはや呼吸をする余裕すら存在しない。
その一歩は確かに、悲鳴を、苦痛を、恐怖を、絶望を生み出した。次元の違う恐るべき化け物を前にして、弱者はただ恐れ慄き涙を流して地に伏せるしか無い。
そう、まさに|今のネロ《・・・・》のように。
「が、ガオ、ガィ」
顎が震える。呼吸が早くなる。下半身が言うことを聞かない。思考が回らない。だけど、1つだけわかる。たった一つだけ、理解できる。
『ネロ・カオス。静かに生きていれば、お前に手を出すつもりはなかった。だが、お前は今、無辜の命を奪おうとした。許すわけには、いかない』
自分はここで、死ぬのだ。
~ここまで~
こんなアホなSSを読みに来るなんて、ブレイブな奴だな!
「時に小娘、その赤いペンダントはなんだ?妙な宝石が埋め込まれているようだが」
「“マスター”って呼びなさいよ、金ピカ。
この宝石はね、私のお父様が家から出てく時に寄越したものよ。遠坂家に代々伝わる御守りだとかなんだとか言ってね。底が見通せなくて胡散臭いから仕舞いこんでたけど、今回ばかりはありがたく使わせてもらうわ。魔力が充填された宝石であることに違いはないのだし、もしもの時の魔力タンクにはなるでしょ。
あ、ちょっと!勝手に触らないでよ!」
「ほう、これはなかなか比興だな。魔力を流してやるとそれを溜め込むが、仕掛けはそれだけではないらしい」
「アーチャー、アンタこれの正体がわかるの!?」
「いや、我にもそこまでしか分からん。おそらくはこの星とは違う星で創られたものだろうな。隠された機能があると見えるが、全ては見通せん。小賢しいが、並大抵の宝でないことは認めてやろう」
「あによ、もったいぶって結局分かんないんじゃない。役立たずなんだから」
「……小娘、たしか貴様の父親は我に最高級の敬意を払っていたと聞いたが」
「敬って欲しかったらしっかり働きなさい。さ、学校に行くから霊体化して着いてきて。優等生は無断欠席なんてしないのよ」
「……ふん。だが小娘、此度の戦争は短期決戦ではなかったのか?」
「聖杯戦争は夜に執り行われると相場が決まってんの。日が暮れたら街中を飛び回ってサーヴァントを倒しまくるんだから、覚悟決めときなさい。アーチャー」
「言われるまでもない。有象無象どもなんぞに遅れを取る我ではない。例え雑種が数千数万と束になろうと我の敵にはなりえん。何であろうと掛かってくるがいいわ、ふははは!」
「……何故かしら、嫌な予感しかしないわ」
「そういえばこの|赤い宝石《・・・・》、魔力を流すと表面に|J《・》って紋様が浮き出るのよね。なんでかしら?」
アインツベルン城地下200メートル
GGG本部『ベイタワー基地』 司令部
「むうッ、この反応は……!?」
「どうした、ケイネス?」
地球全体の霊脈を監視する魔術監視衛星から送られてきた緊急シグナルに、GGGのチーフオペレーターを務めるケイネス・エルメロイ・アーチボルトは思わず呻いた。その内容が驚くべきものだったからだ。珍しく色めきだった同僚の様子に、GGGの参謀兼戦闘アドバイザーの衛宮 切嗣がケイネスの手元のディスプレイを覗き見る。一時は命を狙い合っていた両者だが、今や互いに信頼しあうGGGメンバーの仲間である。
ディスプレイに表示されていたデータに目を通した切嗣もまた驚愕に仰け反る。
「このエリアのマナの数値は異常だ! しかもこのエリアは……ふ、冬木市じゃないかっ!?」
「霊脈の流れも見てみろ、切嗣! ここ数年沈静化していたはずの霊脈が極端に励起している!この流れを辿ると―――」
魔術コンピュータが弾きだした分析結果を冬木市の俯瞰画像と重ねる。冬木市の霊脈は、10年前に円蔵山が聳えていた場所を目指して赤々と脈動していた。
「まさか、聖杯が復活したというのか!?」
「断定はできないが、その可能性は高い! 冬木の地に詳しい彼にならもっと詳しいことが分かるはずだ!」
「ああ、そうだな! 時臣、いるか!?」
切嗣の声を受けて、司令部の前面に据えられた大型スクリーンに、ベイタワー基地研究開発部の映像が表示される。数秒して、スクリーンに一対の男女が映り込んだ。清潔かつ整頓された空間を背景に立つ、壮年の夫婦だ。朱色のスーツに身を包む紳士然とした男が、顎に蓄えた適度な髭を撫でながら|優雅《・・》に問う。
『どうしたね、切嗣。そんなに慌てて私たちを呼び出すなんて君らしくないな』
「それほどの事態なんだ! 二人とも、このデータを見てくれ!」
『……!!こ、これはっ!? そんな馬鹿な、あってはならん、あってはならんことだ!聖杯は破壊されたはずだ! 聖杯戦争が再開されるなど……!!』
『あなた、しっかりして!』
途端、遠坂 時臣はそれまでの優雅な立ち振舞を忘れてグラリと蹌踉めいた。この冬木の地を長きに渡り管理していた彼は、その霊脈の活動パターンが聖杯戦争の前兆を示していると瞬時に理解したのだ。衝撃のあまりたたらを踏んだ彼の背中を妻が支える。
去りし第四次聖杯戦争の折、アーチャーを擁する勢力として戦争に挑んだ遠坂 時臣とその妻である遠坂 葵。この二人こそ、現在、GGG研究開発部を纏め上げる主任と副主任だ。
愛妻に励まされた時臣が数度頭を振り、冷静さを取り戻す。彼ら夫婦は互いを補い、二人で一個の完成形を成す。
『ありがとう、葵。こんな醜態を晒しては遠坂家を支えて頑張っている凛に笑われてしまうな。
すまない、切嗣、ケイネス。取り乱してしまったが、もう大丈夫だ。こちらですぐに詳しい解析を進める』
「ああ、頼んだ。ケイネス、諜報部とも連絡を取ってくれ」
「もうやっている。映すぞ」
ケイネスが手元のタッチパネルを撫でれば、スクリーンの映像が瞬時に切り替わる。その慣れた手付きは、彼が機械嫌いなただの魔術師であった頃と一線を画していることの証だ。
赤を基調とする研究開発部から一変して、黒を基調とする部屋を背にして一人の男が投影される。鍛えあげられた肉体を神父服に包んだ彼こそ、GGG諜報部を父と共に牽引する元代行者、言峰 綺礼だ。
切嗣が事態を説明しようと口を開く寸前、宿敵だった男はスッと翳した手でそれを制す。
『たった今、こちらでも情報を掴んだ。サーヴァントの召喚を察知する霊器盤が先ほど起動したんだ』
「すでにサーヴァントも!?」
『ああ。今のところ召喚されたのはアーチャーだけのようだが、場所までは特定できない。諜報員を送って調べさせている。私もすぐに赴くとしよう』
「頼もしい限りだが、いいのか、諜報部のサブチーフが現場に出て?現場を退いて久しいんだろう?」
『おいおい、舐めるなよ、切嗣。私はまだ現役さ。それに、凛の様子もたまには見てやらないとな。また門前払いをされるだけだろうが』
「頼むぞ。ついでに僕の弟子の様子も見ておいてくれると助かる」
『任せておけ』
心強い笑みで親指をグッと立て、綺礼がスクリーンから姿を消す。宿敵として刃を交えたこともあるからこそ、切嗣は綺礼が未だに衰えていないことを理解している。
かつて第四次聖杯戦争で敵対していた者たちが互いを信頼し合い、情報を何の躊躇いもなく開示して最良の対処をしようと力を合わせている。この光景もまた、|勇者《・・》によって齎された奇跡の一つだと言えよう。
「切嗣、僕の予想では聖杯戦争はすでに止められない段階に入っていると見ていい。僕たちの誰にも令呪が分配されていないのでは、サーヴァントを使って抑止することもできない。すぐに|彼ら《・・》を呼んだ方がいい。」
「僕もそう思っていたところだ。至急、各国の衛星を経由して彼らに通信を―――」
『カッカッカッ、その必要はないぞ、若造ども』
そう。奇跡でも起きない限り、この怪老人が味方になることなどあり得ない。
「「|臓硯長官《・・・・》!!」」
突如、司令部全体を見下ろす中央ホールが重低音を唸らせて駆動を始める。核攻撃にも耐えられる分厚い天井部のハッチが開き、独立したモジュールが降下してくる。それは地上にあるアインツベルン城から直接この司令部に移動できるように造られた長官席だ。そして、その席には現在、小柄な老人―――間桐 臓硯が端座していた。
10年前、間桐 雁夜がエヴォリュダ―へと到達したその日、臓硯の人格は激変した。翠緑の輝きに心身を浄化されたせいかもしれない。己の子孫が体現する理想に、過ぎ去りし日に抱いていた尊い想いが蘇ったのかもしれない。変化の過程はどうあれ、臓硯は確かに変わった。もはやその目に嗜虐的な昏い想念は微塵もなく、自身が蓄積した知識と経験を世界平和に役立てようとする純粋な熱意が火の粉を舞わせて煌めいている。
切嗣とケイネスを制した臓硯が、訝しげな顔の二人に向かって「心配無用じゃ」と不敵に口角を釣り上げる。心なしか皺が減り肌にも張りが満ちているようにも見えるのは、彼の心が若かりし日の炎を取り戻した証だ。
「わざわざ機械を使う必要もない。人々に危機が迫る時、そこに必ず駆けつけるのがあ奴等じゃからな。のぉ、|桜《・》?」
「―――勿論です、お|義祖父《じい》様」
それまで口を開くことのなかった少女―――GGG参謀部機動部隊オペレーター、|間桐《・・》 |桜《・》が確信に満ちた声を返した。
一時は絶望の淵まで追い詰められた彼女だが、夏の碧天を思わせる強い眼差しにはその名残は一切見られない。彼女もまた、雁夜の覚醒と共に勇気の波動に目覚め、己の意思でGGGへ参加したメンバーの一員だ。
同年代の少女よりも二回りは豊かな胸部を揺らし、すっくと立ち上がる。煌めく蒼い瞳は、司令部の分厚い装甲天井を貫き、数千キロ遠くに聳える|彼ら《・・》の背中を然と見据えている。
そう。彼らを呼ぶのに叫喚を上げる必要など無い。
ただ、手を伸ばせばいい。
ただ、目を瞑ればいい。
ただ、求めればいい。
誰かの生命が危機に晒された時、その名をそっと虚空に唱えればいい。
それだけで、彼らの心には必ず届く。
それだけで、彼らは必ず駆けつける。
「―――来て、おじさん、ガオガイガー」
数分前
南ヨーロッパ 某地方
「『ピアニストになりました。良かったら見に来てね』だと……?ロアの奴め、随分と腑抜けたものだ。|盟友《とも》だと思っていたが、あのような地に落ちた愚蒙はもはや同類ですら無い」
絵葉書の文面に目を通し、途端に湧き上がってきた憤怒に唾棄する。絵葉書の表に印刷された写真―――地方の小さなコンサート会場らしき場所でピアノを演奏しているのは、盟友と思っていた男、“アカシャの蛇”の二つ名を持つ死徒、ミハイル・ロア・バンダムヨォンだ。額に汗を煌めかせながら恍惚の表情で鍵盤を叩くその横顔は、長い付き合いであるはずの自分も見たことのない満ち足りた様子で、それがまた気に食わなかった。
「ふん、実にくだらん。永遠を探求するために転生の技を極めつつあったというのに、志半ばでそれを放棄するなど愚の骨頂だ。如何に世界の理が乱れたと言えど、たかがその程度の障害で泣き寝入りをするなどあり得ん話だ」
憎々しげに独り言ち、絵葉書をグシャリと握り潰す。足元に向かって放り捨てたそれは、地に落ちる寸前にロングコートの隙間から|飛び出した漆黒の狼《・・・・・・・・・》に喰われて消滅した。食い足りぬとばかりに首を激しく振り乱した狼は、|宿主《・・》の鬱陶しげな視線を受けると瞬く間にコートの中に吸い込まれる。狼の興奮に触発されたのか、コートの中身がザワザワと波打つ。その不気味な様子は、まるで奇術によって無数の獣がそこに潜んでいるかのようだった。
「やはり、永遠と混沌を求めるべきはこの私―――フォアブロ・ロワインを置いて他にはいない」
風のない草原に立ち、周囲の夜闇よりさらに濃い闇を纒った男が確信に満ちた声音で呟く。
暗黒を凝縮したような漆黒のロングコートに身を包む大男。彼こそ、ロアと同じく死徒二十七祖に名を連ねる人外の化け物。人間であった頃の名をフォアブロ・ロワイン―――二つ名を| 黒き混沌 《ネロ・カオス》。死徒二十七祖、|最後の一人《・・・・・》である。
勇者たちによってこの世界が激変し、死徒二十七祖の面々はネロを除いて全員が姿を消した。ある者は死徒として最期まで抵抗し、迫り来る巨大な拳を受け止めて壮絶な爆死を遂げた。またある者は大人しく浄化されてヒトに戻り、田舎でひっそりと余生を暮らすことを選んだ。ロアがその典型である。
しかし、ネロだけは未だ死徒として活動を続けている。永遠を求めるため、真の混沌を己の手に収めるために666もの獣の生命因子を取り込み続けた結果、かつてヒトだった頃のフォアブロとしての意識はアヤフヤになっている。彼を突き動かしているのはもはや永遠と混沌の探求という妄執だけであり、その妄執に群がる666匹の|獣の塊《・・・》こそがネロの正体なのだ。
獣の塊がギロリと遠方の目標を見据える。ネロの鋭い眼光は、遥か先で眠る村に固定されている。満月の月明かりを受けてしんと静まり返ったその村は、遠目でも小ささが見て取れる。人口が50人にも満たないような質素な家々を彼方の草原から睥睨し、彼はグルルと低く喉を鳴らす。それは獅子のようであり爬虫類のようでもある奇妙な唸り声だった。だがそれらが言わんとすることはただ一つ、「早く喰わせろ」だ。
GGGの追手から逃れるために人喰いを控えざるを得なかったネロは、ここ10年間たった一人すらヒトを喰らっていないのだ。永遠と混沌を探求するための苦い犠牲にネロは必死に堪えてきたが、彼を形作る獣たちにとって空腹は拷問に等しい。身体の内より叫ばれる渇きの鳴き声に耐え兼ねたネロは、遂に今夜、禁忌を犯すことを決意したのだ。
ロングコートの隙間から獣の唾液がボトボトと零れ落ち、大地を汚す。久方ぶりの獲物を前にして獣たちは興奮の絶頂にある。誰も気に留めることのない地方の寂れた村だが、贅沢は言えない。数分のうちに村民全てを食い尽くしてその場を足早に去れば、さしものGGGも気付くことはないだろう。そのために、わざわざこのような山の奥地まで足を運んだのだから。
「この空腹を満たせば、またしばらくは活動を続けられる。如何に強大な力を持ってはいても永遠に君臨し続けることは出来ない。エヴォリュダ―だろうが何であろうが、生命であれば何時かは寿命に敗れる」
例え獣の集合体と化しても、魔術師であった過去を持つネロは相当に賢しかった。馬鹿正直に勇者王に対抗するのではなく、敵が死に絶えるまで生き残る道を模索し、実行したのだ。ひたすらに逃げ、隠れ、人間社会と接触せず、飢えを忍びながら闇の中に潜み続けた。元より彼の探求するところは『永遠』であったため、この最良の選択は彼を二十七祖の中でただ一人だけ現在まで生き永らえさせることとなった。
「目障りな守護神気取りどもが死に絶えた後に、再び我らの時代が来る。それまで待てばいいだけだ。指を咥えて見ていろ、怠惰に溺れた|同胞《はらから》ども。私だけは、如何なる犠牲を出そうとも必ずや真理に到達してみせる……!」
呪詛の如き台詞とともに、一歩を踏み出す。この一歩から、悲鳴が、苦痛が、恐怖、絶望が生まれる。目を覆うような地獄絵図が生まれる。次元の違う恐るべき化け物を前にして、弱者はただ恐れ慄き涙を流して地に伏せるしか無いのだ。涙で顔を汚す人間を頭から喰らう様子を想像し、ネロはニヤと嗜虐的にほくそ笑む。
ジャリ、と一歩目が地を踏みしめ、
ザアッと、一陣の風が拭いた。
「―――ぁ、」
ただ、風が吹いただけだ。気配も感じさせない強風が突然背後から吹き抜けた。ただ、それだけのことだ。
「―――ぁが、」
だというのに、ネロは動かない。否、|動けない《・・・・》。指先一つ動かせない。声一つ上げられない。片足を踏み出した無様な格好のまま、その場に縫い付けられたように固まっている。疾うの昔に不要と切り捨てたはずの汗腺が復活し、全身から汗が噴き出て肌を濡らす。
「―――が、ガ、」
動かせない視界に、月明かりに照らされた草原が見える。涼し気な月光にも、さわさわと穏やかに靡く草原にも、ネロの動きを止める力などない。
あるとするなら、それは―――――月明かりを大きく切り取る、|巨大な人型の影《・・・・・・・》に他ならない。
『―――ネロ・カオス』
それは果たして、“語りかける”と言える行為なのか。ただ名を呼んだに過ぎないというのに、その声は確かな圧力を伴ってネロを叩き潰した。息が詰まり、全身から力が抜け落ちる。砂細工のように地に膝をつくネロには、もはや呼吸をする余裕すら存在しない。
その一歩は確かに、悲鳴を、苦痛を、恐怖を、絶望を生み出した。次元の違う恐るべき化け物を前にして、弱者はただ恐れ慄き涙を流して地に伏せるしか無い。
そう、まさに|今のネロ《・・・・》のように。
「が、ガオ、ガィ」
顎が震える。呼吸が早くなる。下半身が言うことを聞かない。思考が回らない。だけど、1つだけわかる。たった一つだけ、理解できる。
『ネロ・カオス。静かに生きていれば、お前に手を出すつもりはなかった。だが、お前は今、無辜の命を奪おうとした。許すわけには、いかない』
自分はここで、死ぬのだ。
~ここまで~
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NoTitle
>enkidさん
コメントどもどもです!いつの間にか勇者王さんがおっそろしいラスボスのようになっちゃってますが、型月世界の人間にとってはラスボスと変わらないので問題ないですね。
英雄王さんをどうやって泣かせてやろうかと現在話を練って練ってこねくり回しております。いやあ、楽しみだなあwww
パソコン仕事は目をやられます。目は大事な器官ですから、そういう便利なメガネがあるのなら欲しいところです。執筆進まないのも困りますしね。amazonで探してみます!ε=┌(*´Д`)ノ
コメントどもどもです!いつの間にか勇者王さんがおっそろしいラスボスのようになっちゃってますが、型月世界の人間にとってはラスボスと変わらないので問題ないですね。
英雄王さんをどうやって泣かせてやろうかと現在話を練って練ってこねくり回しております。いやあ、楽しみだなあwww
パソコン仕事は目をやられます。目は大事な器官ですから、そういう便利なメガネがあるのなら欲しいところです。執筆進まないのも困りますしね。amazonで探してみます!ε=┌(*´Д`)ノ
き、教授~(泣)
彼の後ろに立つガオガイガーの絵を想像すると、シュール過ぎるww。
何時の間にか、テレパスまでできるようになったガオガイガーww。教授を倒してウッカリ王を倒した後、騒動の原因である凜をどうするのかとか考えると夜も眠れません。次回も楽しみにしてます。>目
お大事になさってください。ちなみに私は目薬とブルーベリーを愛用してます。>メガネ、私も探してみます。
彼の後ろに立つガオガイガーの絵を想像すると、シュール過ぎるww。
何時の間にか、テレパスまでできるようになったガオガイガーww。教授を倒してウッカリ王を倒した後、騒動の原因である凜をどうするのかとか考えると夜も眠れません。次回も楽しみにしてます。>目
お大事になさってください。ちなみに私は目薬とブルーベリーを愛用してます。>メガネ、私も探してみます。
NoTitle
これがGストーンの導きか。
この調子だと士郎がソルダートを召喚するのだろうか。
それとも、彼がソルダートになるのか。
この調子だと士郎がソルダートを召喚するのだろうか。
それとも、彼がソルダートになるのか。
NoTitle
返レスが遅れて申し訳ないです。せっかくコメントして貰えたのにこんなんじゃダメだ。
>名無しさん
神出鬼没で気づいたら背後にいるガイガイガーってなにそれ怖くねって思ったらこんなシーンになりました。ほんとにガオガイガーがラスボスみたいになっちゃったなあ。雁おじの出番も少ないのでもっと増やしてあげたいです。
ブルーベリー、目にいいらしいですね。ブルベリアイアイブルベリアイ!何かいい健康食品ないですかねえ。
>赤輪村さん
なんという預言者様……!!ソルダートJが召喚されます。そしてもちろん超弩級宇宙戦艦さんも。書くのが楽しみです!!
>名無しさん
神出鬼没で気づいたら背後にいるガイガイガーってなにそれ怖くねって思ったらこんなシーンになりました。ほんとにガオガイガーがラスボスみたいになっちゃったなあ。雁おじの出番も少ないのでもっと増やしてあげたいです。
ブルーベリー、目にいいらしいですね。ブルベリアイアイブルベリアイ!何かいい健康食品ないですかねえ。
>赤輪村さん
なんという預言者様……!!ソルダートJが召喚されます。そしてもちろん超弩級宇宙戦艦さんも。書くのが楽しみです!!
NoTitle
パソコンは目が痛くなりますよねー。文字を打つときは画面を暗くしたりしてますが、それでも目の疲れは取れにくいです。
まったく素直に浄化されればいいものを、変に拘るからこういうことになる。まぁただ一つ言えるのは『ドンマイ魔術師www』。
んで、遠坂家に代々受け継がれる『うっかり』が発動するんですね分かります。どうせあの宝石を落っことして士郎君が拾っちゃって巻き込まれちゃうんでしょう?(チラッ
んでも、しろーくんは冬木の大火事の時に切嗣に拾われて正義の味方を志したんですよね。
このままじゃフラグが経たないまま……と思ったらありました。しろーくんじゃなくても『正義の味方』に目覚めそうな、とっておきの存在……あんだけでかいなら、夜更かししたシロー君が見ててもおかしくなさそうな……勇者王さん、あんただよ
んですが一つ問題が……ソルダートJとは、どなt(殴蹴
更新、楽しみにしておりますw
それではっ!
まったく素直に浄化されればいいものを、変に拘るからこういうことになる。まぁただ一つ言えるのは『ドンマイ魔術師www』。
んで、遠坂家に代々受け継がれる『うっかり』が発動するんですね分かります。どうせあの宝石を落っことして士郎君が拾っちゃって巻き込まれちゃうんでしょう?(チラッ
んでも、しろーくんは冬木の大火事の時に切嗣に拾われて正義の味方を志したんですよね。
このままじゃフラグが経たないまま……と思ったらありました。しろーくんじゃなくても『正義の味方』に目覚めそうな、とっておきの存在……あんだけでかいなら、夜更かししたシロー君が見ててもおかしくなさそうな……勇者王さん、あんただよ
んですが一つ問題が……ソルダートJとは、どなt(殴蹴
更新、楽しみにしておりますw
それではっ!
- #1091 イザナギ
- URL
- 2013.03/12 00:07
- ▲EntryTop
NoTitle
>イザナギさん
コメント感謝です!いつもありがとうございます!
目の疲れは肩にも響いてくるので如何ともしがたいですね。僕は定期的に目薬を差したり、使わない時はパソコンのディスプレイを切ったりして目の疲れを軽減してます。画面を暗くするというのは初耳でした。ちょっと試してみます!
昨日、この作品を「中編」として各投稿サイト様に投稿させて頂きました。今日、改めてこのブログでもお報せさせて頂くつもりです。ソルダートJは、そのまま登場してもらうつもりですwww散々暴れまわってギルを涙目にしてもらう予定なので、お楽しみに!
コメント感謝です!いつもありがとうございます!
目の疲れは肩にも響いてくるので如何ともしがたいですね。僕は定期的に目薬を差したり、使わない時はパソコンのディスプレイを切ったりして目の疲れを軽減してます。画面を暗くするというのは初耳でした。ちょっと試してみます!
昨日、この作品を「中編」として各投稿サイト様に投稿させて頂きました。今日、改めてこのブログでもお報せさせて頂くつもりです。ソルダートJは、そのまま登場してもらうつもりですwww散々暴れまわってギルを涙目にしてもらう予定なので、お楽しみに!
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いや、もうこれ、大人しくしてるとかそういう次元の話じゃねーよw 英雄王さん強制粒子変換フラグバリ立ちじゃないっすかwww
>目が痛くなる
何かそういう電波を防ぐ眼鏡みたいのがあるらしいですね。五千円くらいなら欲しいですねえ。
何事も、身体の事は予防が大事です。そう、運動不足とかな……。
さて、如何なる悪が訪れても、今日も元気にぶっちま~す!