性転換

エルフになって勇者と一緒に魔王を倒しに行く話 その3

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♀エルフサイド♀

拝啓、お母さま。突然茂みから飛び出してきた見るからにリア充っぽいイケメン細マッチョがなんか必死そうに話しかけてきてます。とりあえず爆発しろと言うべきでしょうか?

なんだか無性にムカつくので、こいつは村人Aとでも呼ぼう。
村人Aは頼みもしないのに勝手にべらべらとこの世界の設定を話し始めた。マジでNPCだったのかこいつは。

んで、その説明によると設定はこうだ。

① 自分は無害である。
② 現在魔王が絶賛侵略中である。
③ 大昔にエルフが勇者と一緒に魔王を倒してくれたというありがたい言い伝えがある。
④ エルフはチート能力をたんまり持ってる伝説のスーパーエルフ人。
⑤ ぜひぜひ勇者と一緒に魔王討伐にご協力くだしあ><

なんかすっげーめんどくさそうなんですけど……。
そうそう。この村人Aの話を聞いててわかったことだが、俺はどうもこっちの世界の言葉が理解できるみたいだ。日本語とはまるで違うが、なーんとなく言ってることはわかる。二ヶ国語操れる奴はこんな感覚なのかもしれん。これは便利だ。
しかし、「勇者と一緒に魔王退治」か。嫌だなぁ。せっかく崇め奉られるエルフ様になれたんだし、王宮とかでチヤホヤされながらワクワクドキドキセレブライフを満喫しときたい。そういうのは現地人が何とかすればいいじゃない。

「あなた方は軍隊などをお持ちではないのですか?」


……(・3・)アルェー?
俺はたしかに「あんたら軍隊とか持ってねーの?」と言ったはずなんだが……。どうもこっちの世界の言葉を使おうとすると拙いというかお固い感じになってしまうみたいだ。ま、いいか。内容が変わるわけじゃないしね。

「っ!」

俺の質問に村人Aはぎくり!とわかりやすーい反応をしてくれた。

「騎士団は、あります。しかし、現状を打破できる戦力かと問われれば……」

なるほど。頼りにはなりませんってわけね。嬉しいご報告どうも!これでは俺のセレブ計画がパーだ。え?元の世界に帰る?もうそんなのどうでもよくなった!こっちでチヤホヤされたい!

「だが、それも人類が魔王に駆逐されれば夢と潰える。共に討伐を行う勇者に素質があれば問題はないぞ。前回も勇者とエルフの二人のみで割りとスムーズに魔王を倒せたしな」

と、ハスキーボイスのティンカーベルが隣でなんか言ってます。
これもさっき気付いたんだが、この神さまの言ってる言葉は村人Aには言葉として認識されないらしい。エルフは妖精と話せるって設定はこういうことなのか。

しかし、こいつの言ってることはたしかに正論ではある。騎士団とやらが頼りにならんのなら、むしろ勇者とこっそり魔王んとこに忍び込んで寝首掻けばいいかもしれん。前回もそれで何とかなったと神さまが言ってるわけだし。
だけどそのためには、かなり優秀な勇者じゃないと不安だ。俺(エルフ)の能力は基本サポートだ。スパロボの精神コマンドみたいなことしかできない。ボスボロットにいくら『必中』とか『熱血』掛けたってほとんど意味が無いことと同じで、弱い勇者だと大して効果はない。逆に、勇者が優秀であればあるほど俺の精神コマンドの効果も高くなり、俺の生存率=セレブ生活実現率も高くなるってわけだ!
そうなると当然気になるのは、

「それで、あなたが勇者なのですか?」

「っ! い、いえ、私は、ただの使者、です」

お前じゃないのかよ!

「では、私を勇者の元へ案内してください」

「で、では、この世界を助けてくださるのですか?」

今更何いってんだコイツは。そうしないと俺のセレブ計画がなくなるんだっつーの!

「当然です。さあ、早く」

「ありがとうございます!ただちに王都に―――あ、うわ、え、エルフ様!?」

ああ?なんだこいつさっきからしどろもどろになるは顔を真っ赤にして目を背けるは―――あ、しまった。俺まだ裸だ。

「すいませんが、少し、後ろを向いていてもらえますか?」

「は!」

今更になって顔が熱くなってきた。真っ裸で「当然です(キリッ」とか恥ずかしすぎだろ常考……。エルフ様マジ痴女!とか思われてるんだろうか。さっさと服着よ。

「くっくっくっ。今回もおもしろいものが見れそうな気がするY☆」

うるせー黙ってろ。
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~ Comment ~

 

続きが見たい・・・。

 

うっ!?まさかこれの続きを待ってくれている人がいようとは!?すっかり忘れられているとばかり……。せっかくバーサーカーに手を出してから猫の手も借りたい状況です。これもまた、気長にお待ちくだせえ。

 

おお、これは面白い。
今回の勇者は近代軍の大隊指揮官ですねわかります。
背にミサイルポッド括りつけた重装甲歩兵が突撃とか胸熱。
さらにそれを後方で指揮したり、士気の向上や戦場の慰撫のためにアイドル活動するエルフが目に浮かぶ。
これだけチート性能が揃っているなら、音楽性だって高いだろうからね。
異世界でアニソン汚染開始とか微笑ましいな。

じっくり待っているので、是非続き書いてくだされ!

 

>お揚げ中毒者さん
コメントどもどもです!!
このエルフさんの性格設定は、せっかくバーサーカーのバーサーカーや、ヒャーリスといった飄々としたオトボケキャラの原案でした。周囲の認識と主人公の内面のギャップからくる壮大な勘違いというネタも、この作品から派生したものです。言うなればプロトタイプというやつです。オリジナルの物語はなかなか難しく、最終回へ至るストーリーもまったく出来ていません。だから良い作品に仕上げられる自信はありませんが、いつかは進めてみたいと思います。それまでお待ちいただければ幸いです。

や、しまった 

どうも、なろうの方で感想にコメントをいただけたり、活動報告でせっかくバーサーカーが削除されていないことを主さんから直々に教えていただけた、三休亭座高です。

せっかくバーサーカーの執筆状況などが分かるかな、と思ってお邪魔させていただいたら、続きが待ち遠しい作品が増えてしまいました。

主さんの小説は本当にユーモアのセンスがキラリと光っていますね。今日より、このお話の続きも期待させていただきます♪

 

>三休亭座高
コメントありがとうございます!!なろうではお世話になっとります~( ´∀`)続きは気長にお待ち下さい~!!
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