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ファンタジーTS小説を書いてたらこんなアイデアも思いついたという走り書き(ちょっとエッチ)
世界的戦乱真っ最中のファンタジー世界が舞台。
人間と魔族ではなく、人魔混在して生活するのが普通な世界で、世界を二分する巨大帝国が戦争をしていた。長く激しい戦争なので一定の年齢に達した青年は、出身も人魔の違いも関わらず徴兵されて駆り出されていた。
主人公は山奥の村で淫魔の家系に生まれたインキュバスの少年。親も早くに亡くし、小柄で病弱という理由で徴兵を免れ、同年代がまったくいない村で一人寂しげに暮らしていた。そこに突然、数年前に徴兵されていた幼馴染で年上の人間の少年が帰ってきた。体つきは見違えるように逞しくなっていたが、頬には深い傷が走り、耳たぶは焦げて欠け、口ぶりは昔のままを装っていても目に光がなかった。村人たちに囲まれて元気そうに話していても、幼馴染の主人公には彼の奇妙な変化がすぐわかった。
その夜、幼馴染が家を訪ねてきた。その深刻そうな顔に何も聞かずに部屋に上げる主人公。幼馴染は少し躊躇ったあと、意を決して主人公の肩に掴みかかり、突然「女の体になってエッチをさせてほしい」と言ってきた。確かに昔、インキュバスは自分の意志で女性化できると伝えたことはあるものの、あまりに唐突な要求に目を白黒させる主人公。しかし、目の前の切羽詰まって泣き出しそうな幼馴染の目に負けて、渋々了承した。獅子が獲物を貪るような激しいセックスの中、「ありがとう」と何度も囁かれる。振り回され、締め潰されそうな行為に息も絶え絶えになりながら、淫魔の体質上セックスには強いのでなんとか気絶せずに、奇妙な囁きを聞き続ける。ぼんやりした意識の中で、熱い迸りがすべて下腹部の内側に注がれ、幼馴染はそれが外に漏れ出さないように懸命に気を使っていることがわかった。いくら淫魔でもさすがに妊娠してしまう、と抵抗しようとして、幼馴染の必死な目を覗き、その賢明さと必死さの理由を悟って抵抗をやめて幼馴染のすべてを受け入れた。
深夜をとうに過ぎ、幼馴染が限界まで自らの分身の種を絞り出し尽くして行為を終える。主人公は満身創痍でひゅーひゅーと喉を鳴らしながらも、幼馴染の核心を突く。「もうすぐ死ぬんだね」。幼馴染はビクリと震えたあと、主人公をガバリと抱いてか細い声で白状する。次の戦いで激戦地に送り込まれることがわかった。きっと生きては帰れない。逃げたいけど戦友や部下を見捨ててはいけない。最後に生まれ故郷に戻ることを許されたとき、主人公を見て、自分が存在していた痕跡を残して欲しいと思った、と。「ありがとう」とは、自分のわがままを受け入れてくれたことへの感謝だったのだ。
独白が終わり、少し静かな月夜が流れる。息を落ち着かせた主人公は幼馴染の頭に手を回しそっと自身の胸に迎え入れ、「いいよ」と告げる。「生きて帰ってきてくるのなら、このまま女になって母になってもいい」と。幼馴染ははっとして主人公の顔を見上げ、その柔らかな表情に安心すると、万感の思いを込めて「ありがとう」と呟き、母に抱かれる幼子のように眠った。
翌朝、幼馴染は村人たちに見送られつつも視線は主人公にだけ注ぎながら、再び出兵していった。
そして数年後……帰ってきたのは……。
ハッピーエンドなら、戦争は集結し、幼馴染が無事に帰ってくる。そこには髪を伸ばして幼い子供を抱いた主人公が穏やかな顔で待っていて、二人は抱き合って終わり。
バッドというか鬱エンド的なのは、戦争は続き、帰ってきたのは幼馴染の部下というもの。部下は戦場でミスをしたが幼馴染に命を助けられ、代わりに幼馴染が瀕死になり、「故郷の妻の元へ行ってくれ」という遺言を残して殉職したことを伝えに来たというもの。涙をボロボロ流しながら膝をつき後悔する部下の男に対し、主人公は泣き崩れたりせず、「では貴方が父親の役目を負って」と静かに迫り、男はその役目を背負って生きていくというエンド。その後、その子供が戦争を終わらせることになる、という話にしようと思った。『エルフになって勇者と一緒に~』とうまく絡めないかな、とか。鬱エンドは普段は好まないけど、今回はこっちの終わり方の方が好きだったり。
以上です。
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