Her name is Charis! !
Her name is Charis!! 第二部 第三話 更新
とりあえずここまで書いたぞー。でももう少し手を加える余地があるかもしれない。その辺はarcadiaさんでの投稿時に直します。
第三話・中編その2
大使館での一日目の日【ついでにフラグも幾つか】
♂リヒャルドサイド♂
「いいカスタムパーツがたくさんありました!さすがは車大国ドイツの大使館ですね、お兄様!」
変わり果てた大使館車両を背に、誇らしげに胸を張るヒャーリスが声を弾ませる。
いつの間に着替えたのか作業用ツナギに身を包む彼女は、趣味に打ち込めたことがよほど嬉しかったのか早朝からテンションマックスだ。ガレージには他の作業員がまだいるが、ヒャーリスは任務関係者以外には僕の妹を装うように言い渡してあるから今は“お転婆な妹”として振舞っている。振る舞うといってもほとんど普段のヒャーリスと変わりないし、お転婆のレベルがぶっ飛んでいるのだが。
「吊るし(ノーマル)のままじゃせっかくのアウディA8の高スペックが勿体無いんで、フルチューンしてやりました。隣にあったハイグレードスポーツタイプのS8から幾つかパーツを拝借してフロントバンパーとかドアミラーとかヘッドライトとか、その他諸々をグレードアップしてます。
ECU(エンジンコントロールユニット)もチューニングしてパワーとトルクを上げてます。スピードリミッターなんてのは当然カットです。エアロパーツもでっかいのをつけてダウンフォースをガンガン増やしてますし、スタビライザーとストラットバーも装着してやりましたから走行安定性能もコーナリング性能もノーマルよりずっと向上してます。
でもその分少し重くなっちゃったんで、軽量化のために邪魔な装備は外してます。あ、取っ払ったエアバッグ装置がその辺に転がってるので気をつけてくださいね」
言われるままに見下ろせば、たしかに足元に明らかに外してはいけないような重要そうな装置が幾つか転がっていた。
「……なあ、ヒャーリス?これ以外にはどんな改造をしたんだい?」
引き攣った顔のまま尋ねると、ヒャーリスが「良くぞ聞いて下さいました!」と嬉々として笑顔を咲かせる。機械油で汚れた頬の上で大きな瞳がキラキラと輝いていて、まるでご主人さまに「褒めて褒めて!」とせがむ犬のようだ。
「車にとって足回りは命ですからね。その辺のチューンには特にこだわりました。
サスペンションとダンパーと、それからコイルスプリングもイジって車高は限界ギリギリまで下げときました。底部もキレイに研磨してフラットボトム化してます。これくらいローダウンして低重心化しとけば車の性能を極限まで発揮できますよ。
ホイールはAEZ社の鍛造アルミホイールに変えときました。ForgeAの20インチモデルだから軽くて丈夫です。タイヤは静音仕様のつまんないのを履いてたんで、全部捨てちゃってグリップ力重視のスポーツ仕様にしてます。ブレーキパッドなんかも強化パーツに変更してますから制動力に不安はありません。300キロでぶっ飛ばしたってヘッチャラです!」」
「さ、300キロって……」「もう原型ねーぞこれ……」
今からロードレースに参加すると言われても違和感のなくなった車に僕とブランクが絶句していると、何を察したのかヒャーリスが慌てて「ご心配なく!」と見当違いなフォローを入れてくる。
「全てにおいてヒャーリスちゃんに抜けはありません。安全面の配慮も欠かしていませんよ!
ノーマルの革張り高級シートは重いだけの役立たずなのでポイして、BRIDE社のスポーツシートとWillans社のレーシングハーネスに変更してます。特にこのシートがあったのは幸運でしたね。カーボンアラミド製のスーパーモノコックシェルと高剛オールアルミフレーム採用ですから、ちょっとやそっとのことじゃ壊れません。乗り心地は、まあ、アレですが」
「……クソガキ、なんでガラスが全部真っ黒になってんだよ」
「全面スモークガラス加工はぶっちゃけ私の趣味です。この方がカッコイイでしょ?
他にも、ステアリングホイールとかフットペダルとかインパネとか内装系も弄ってます。サイレンサーも外したしマフラーも変えたからいい音吹かしますよ。カーオーディオもセパレートスピーカーとウーファーを実装してます。世界でこの一台だけの、プレミアムでスタイリッシュでスペシャルなオリジナリティを存分にアピールしてみようかなと思いまして。
そうそう、ちょっとした仕掛けもしてあるんですよ。楽しみにしててくださいね。ふひひ!」
僕には半分も理解できない専門用語での説明を終えたヒャーリスは、心底自分の仕事に自信を持っているようだった。歯を見せて誇らしげに笑う彼女は、きっと大使館の所有車を勝手に大改造したことへの負い目など微塵も気にしていないに違いない。専用車として宛てがわれたといっても、この車はあくまで大使館から貸し出されたものであり、勝手に僕たちが手を加えていいものではない。大使館の所有物は引いてはドイツ連邦共和国の所有財産でもあるのだ。
その大切な国家財産は、もはや原型など想像もつかないほどに改造されてしまっている。現場の車両管理係はヒャーリスが上手く丸め込んだのだろうが、これがドイツ大使やアウフシュタイナー大佐に見つかれば咎められる程度では済まない。軍法会議で起訴されることだってあり得る。ヒャーリスには甘いと自覚している僕もさすがに見過ごすわけにはいかなかった。ここは心を鬼にすべきだ。
「ヒャーリス、幾らなんでもこれはやりすぎだ!今すぐに元に戻しなさい!許可もとらずにこんなことをしたら―――」
「申請書の件ならもう許可を出したぞ、少尉」
「「―――大佐!?」」
威厳のある低い声に振り返れば、ガウン姿のアウフシュタイナー大佐が眠そうに顔を顰めていた。作業員たちが慌てて居住まいを正すのを手で制してガレージの外に出るように指示すると、目を擦りながら変わり果てた車を観察する。
「一晩で良くここまで仕上げたものだ。朝っぱらから騒がしいので苛立っていたが、この出来栄えを見せられては怒るに怒れんな。おい、義体。これはお前一人でやったのか?」
「はい、私が行いました。アウフシュタイナー大佐」
人払いが済まされた以上、ヒャーリスは僕の妹として立ち振る舞う必要がなくなった。コロリと態度を変えて淡々と返答したヒャーリスに、大佐は「大したものだ。義体にはこういう知識も植え付けられるのか」と感心して頷く。興味深そうに顎を摩る仕草には怒りの色は見られなかった。
一瞬後には怒鳴り散らされるものと戦々恐々としていた僕とブランクが互いに顔を見合わせる。“申請書の件”とは何のことだ?
「あ、あの、大佐。申請書とは……?」
「ん?昨晩、貴様名義の車両改造許可申請書が俺の部屋のドアに突っ込まれてたんだが、アレは貴様が出したんだろう?」
「僕の名義……?」
まさかと思い、目線だけでヒャーリスを見やる。僕の懐疑の視線に気づいたヒャーリスがバチーン!と力強いウインクを返してくる。なるほど、『全てにおいてヒャーリスちゃんに抜けはありません』とはそういうことか。
ヒャーリスの裏工作に察しがついたブランクが僕の代わりに額を押さえるのを横目に、僕は口裏を合わせるために必死に平静を装う。大佐相手に付け焼刃の嘘がまかり通るとは思えなかったが、ヒャーリスを護るためだ。ヒャーリスに自由意志が残っていると発覚し、それがシューマン大佐の知るところになれば、彼女はまた再調整されてしまう。そうさせないために、全神経を集中して顔に動揺が浮かぶのを抑えこむ。
「は、はい。申し訳ございません、失念しておりました。その申請書はたしかに自分が出しました。改造は大佐から正式に許可を頂いた後にすべきだと思ったのですが」
「気にするな。なかなか面白い申請書だったぞ。『まさか重要人物の移送にアホみたいに改造された車が使用されるとはあちらは夢にも思わないでしょう。良い目眩ましになりますよ』だったか?堅物の軍人には思いつけない作戦だ」
「あ、ありがとうございます」
よかった、見抜かれなかった。申請書の内容がとても不安だが、なんとかヒャーリスを護ることが出来た。ホッと心中で安堵の溜息をつく。
そうして脱力した瞬間を、歴戦の猛者が見逃すはずがないというのに。
「特に、貴様のような頭の堅そうな軍人には絶対に思いつけない。そっちのヘンデル少尉にも無理だ。だろう、ヒャーリス?人形の真似をしていても俺は騙されんぞ?」
「「―――!?」」
核心を突く追求が、辛うじて保たれていた無表情を呆気無く剥ぎ取る。衝撃に顔面が激しく強張るのを自覚する。硬直して動けなくなった僕とブランクをジロリと一瞥した視線がそのままヒャーリスに向けられる。その険しい眼光は先ほどまでとは打って変わって重い威圧感を内包している。やはり、大佐には看破されてしまっていたのだ。
(ヒャーリス……!)
ヒャーリスを射抜くその厳しい視線に、また彼女を奪われるという最悪の予感に襲われる。彼女を失った時の途方も無い喪失感を想像して背筋が凍る。
「ち、違います、大佐!彼女ではなく、私が―――」
「ありゃりゃ~、やっぱりバレちゃいましたか」
「ヒャーリス!?」「お、おい、クソガキ!?」
今度こそヒャーリスを守らなければと彼女の前に立ちはだかろうとして、そっと握られた手にやんわりと抑えられる。彼女の方から僕の手を握ることなど滅多にない。驚愕して彼女を見れば、ヒャーリスは僕たちに向けるものと同じ自然な笑みを浮かべて大佐と対峙していた。
あっさりと白状したヒャーリスに僕たちが戸惑うのをよそに、大佐がふんと鼻を鳴らす。
「貴様らが新兵訓練でションベンチビってる時には俺はもう部下を率いて戦場を駆けずり回ってたんだ。ガキの猿芝居なんざに騙されるか。
大方、シューマンの野郎に何かされそうになったから芝居で誤魔化したってオチだろう。アイツが自分の息の掛かった職員を大使館人事にねじ込もうとしやがったのはそのせいか。あの腐れ野郎は人間的な義体なんてのには興味がないだろうからな」
「大正解です。私の人格はシューマン大佐には都合が悪いみたいで、危うく消されそうになったのでちょっとお芝居してました。シューマン大佐のスパイに見られるとまた消されちゃいますしね。でも、申請書を作ったのが私だと見破るとはさすが大佐ですね!」
「バカにしているのか、小娘め。申請書に事あるごとに『優秀極まりないヒャーリスちゃん』やら『超絶美少女のヒャーリスちゃん』やらとわざとらしく書かれていれば、嫌でもお前の関与に気付く。いや、あれは俺に気付かせるための意図的なものだった。違うか?」
そう言ってギラリと光った眼光に物怖じ一つせず、ヒャーリスは「またまた大正解」と楽しげに囁く。わざと自分の関与を匂わせるとは、なぜそんな危険な真似をしたのか。アウフシュタイナー大佐の辛辣な口ぶりからしてシューマン大佐と密接な繋がりがあるとは思えないにしても、危険過ぎる行為だ。
「何かあればグラウンに言うように命じておいたはずだが、そうせずに申請書を直接俺に届けたのも何か理由があるな?『グラウンは信用に値しない』、そう言いたいのか?」
「率直に言えば、その通りです」
大佐が自らの忠実な補佐役として傍においているということは、大佐自らグラウン部長の遍歴や人格を見定めたということだ。グラウン部長を信用しないということは、大佐の眼識を、ひいては能力を信用しないと言っているのと同じだ。自分の培ってきた鑑識眼を二十にも満たない子どもに否定されたことで、大佐の鼻腔がグッと怒りに膨らむ。
「ヒャーリス、何を根拠に……!」
悪びれもせずに言い切ったヒャーリスに度肝を抜かれる僕の手をヒャーリスの細い手がきゅっと握る。これは「安心しろ」という彼女なりの意思表示なのだろうか。
「誤解しないでいただきたいのですが、私もグラウン部長は 信用に値する人物だと思います。心優しく、誠実で、責任感に満ちていて、仕事熱心な良きドイツ人です」
「グランジ部長は 、とはどういうことだ?」
不可解な台詞に、さしもの大佐も怪訝そうに表情を歪める。部長は信用できるが、信用に値しないとはどういうことだ?
三人の大人の訝しむ視線を一身に受けたヒャーリスが薄く微笑む。時折、彼女はこういう得体の知れない謎めいた笑みを浮かべる。彼女を造ったはずの僕たちですら御し得ない底知れぬ何かが、ヒャーリスの口を通して語りかける。
「アウフシュタイナー大佐、お願いがあります。シューマン大佐の腹心であるメンデルスゾーン少尉の旧姓を調べていただきたいのです。もちろん、グラウン部長を通さずに」
「……それで答えがわかるんだな?」
「そりゃあもう、アハ体験も確実ってくらいに」
(メンデルスゾーン少尉?なぜここであの女狐の名前が出てくるんだ?)
何か思い当たらないかとブランクに視線で尋ねるが、彼はオーバーに両肩を上げて事態にまったくついていけていないことを伝えてくる。
おどけたように飄々と答えたヒャーリスの目を真正面から覗きこみながら、大佐が彼女の底に潜む何者かを見定めんと思案げに目を細める。ヒャーリスも「見通せるものなら見通してみろ」と言わんばかりの態度で大佐の眼光を受け止める。数秒の観察を経て上げられたその口元には、興味を掻き立てられたと言うような鋭い笑みが刻まれていた。
「どうやら我が国の義体は本家の義体とは出来が違うらしいな。この狡猾さをヒトが造られるとは思えん。上書きされる前の人格の影響か、それともそれ以外の何かが要因となっているのか……面白いじゃないか。シューマンの野郎の手に余るのも無理ないな」
一頻り低く笑うと、大佐はクルリと踵を返す。軽々とした動作は、大佐の背中を数年は若く見せた。
「特別サービスだ。お前の言う通り、メンデルスゾーンとかいう士官についてBNDの友人に調べさせよう。駐在武官の仕事などつまらんと思っていたが、なかなか心躍る展開になってきたじゃないか。同じ軍内部での探りあいなど、まるで映画だな」
「『注意せよ!ミスター・ダッド』みたいですね」
「ハッ!それじゃあ、俺はお前たちのイザコザに巻き込まれるダッド役ってことか?気に食わんが、ハインツ・リューマンと同じ役柄になれるのは光栄かもしれんな。報告が来たら教えてやろう。
ああ、言い忘れていたが、シューマンがねじ込もうとしていた人事案は俺が全部邪魔してやった。気兼ねなく任務に励めよ」
「やった!これで勝つる!ありがとうございま~す!」
大佐がひらひらと後ろ手で手を振り、ガレージを後にする。その幅広の背中が完全に見えなくなると、僕とブランクは肺を絞るような安堵の溜息を吐いてその場に崩れ落ちた。
グラウン部長の件やメンデルスゾーン少尉の件や『注意せよ!ミスター・ダッド』というおそらくは古い映画の件など不可解なことばかりだが、とてもそこまで思考を巡らす気力は生まれなかった。ただただ、ヒャーリスを失う事態だけは避ける事が出来たという安堵感で頭がいっぱいだった。
「リヒャルド、これはさすがに怒ったほうがいい。心配させすぎだぜ。寿命が20年は縮んだ」
「あ、ああ」
後ろからのブランクの耳打ちに頷く。
確かに、今回ばかりは肝を冷やしたどころではなかった。一歩間違えば、軍法会議で起訴され、僕たちは担当官と副担当官の任を解かれて収監される羽目になり、ヒャーリスは今度こそ再調整を受けてシューマン大佐に都合の良い唯々諾々とした人型兵器に成り下がってしまうところだったのだ。
「ヒャーリス、こっちに来なさい。話がある」
「はいはい、何でしょう?」
力なく地面に座り込んだ僕らを気にすることなく、白い油性ペンを手に何やらボンネットを弄っていたヒャーリスを近寄らせる。
よし。いいか、リヒャルド。心を鬼にして怒るんだ。これは彼女のためなんだ。同じことを二度と繰り返さないように、彼女がシュンと背を丸めて涙目になるほどにしっかりと戒めて、それから抱きしめて慰めてやるのだ。そうすれば僕の大人の男っぽさが強調されて好感度が―――いやいや、そういう目的じゃないんだ。目的を見誤るな、リヒャルド。
「……なあ、やっぱり俺が怒ってやろうか?」
「大人の男っぽさを強調しようとしたってそうはいかないぞ、ブランク!これは僕の仕事だ!」
「ああ、はいはい。クソガキの躾はお前の領分だよな。任せた」
僕の役割を奪おうと画策したゴリラを威嚇して退けると、目の前まで来たヒャーリスと真正面から向きあう。最初は何と言えばいいだろう。まずは大声で叱りつけるべきだろうか。よし、大声で一発ガツンと行こう。
「いいか、ヒャーリス!!こんな危険なことは今後一切―――」
「そんなことより、リヒャルド様!私はとてもお腹が空きました!朝ごはんを食べに行きましょう!ついでにローマを観光しましょう!スペイン広場にも行ってみたいです!!」
「―――シャワーを浴びて着替えてきなさい。朝から開いてる上手いピザ屋を知ってるから」
「わかりました、リヒャルド様!楽しみにしてますね!!」
「……おい、何か言うことはあるか」
「……なあ、ブランク。『可愛いは正義』って言葉を知っているか?」
「知らん!!」
<Her name is Charis!! 第一部一覧>
第一話 前編
第一話 後編
第二話
第三話
第四話
第五話
第六話 前編
第六話 中編
第六話 後編
<ファッキング☆ガンスリ劇場>
シリアス好き?ひゃあ、ブラウザバックだ!【なんぞこれ】
H&Kさんに怒られても文句は言えない【ガンジーですら助走をつけて殴るレベル】
<Her name is Charis!! 第二部一覧>
第一話
第二話 前編
第二話 後編
第三話 前編
第三話 中編その1
<名状しがたいオマケ的な何か>
ちょっとしたコネタ
ヒャーリスプロフィール
ブリジットはどこに行ったのかを妄想した 前編
ブリジットはどこに行ったのかを妄想した 後編
第三話・中編その2
大使館での一日目の日【ついでにフラグも幾つか】
♂リヒャルドサイド♂
「いいカスタムパーツがたくさんありました!さすがは車大国ドイツの大使館ですね、お兄様!」
変わり果てた大使館車両を背に、誇らしげに胸を張るヒャーリスが声を弾ませる。
いつの間に着替えたのか作業用ツナギに身を包む彼女は、趣味に打ち込めたことがよほど嬉しかったのか早朝からテンションマックスだ。ガレージには他の作業員がまだいるが、ヒャーリスは任務関係者以外には僕の妹を装うように言い渡してあるから今は“お転婆な妹”として振舞っている。振る舞うといってもほとんど普段のヒャーリスと変わりないし、お転婆のレベルがぶっ飛んでいるのだが。
「吊るし(ノーマル)のままじゃせっかくのアウディA8の高スペックが勿体無いんで、フルチューンしてやりました。隣にあったハイグレードスポーツタイプのS8から幾つかパーツを拝借してフロントバンパーとかドアミラーとかヘッドライトとか、その他諸々をグレードアップしてます。
ECU(エンジンコントロールユニット)もチューニングしてパワーとトルクを上げてます。スピードリミッターなんてのは当然カットです。エアロパーツもでっかいのをつけてダウンフォースをガンガン増やしてますし、スタビライザーとストラットバーも装着してやりましたから走行安定性能もコーナリング性能もノーマルよりずっと向上してます。
でもその分少し重くなっちゃったんで、軽量化のために邪魔な装備は外してます。あ、取っ払ったエアバッグ装置がその辺に転がってるので気をつけてくださいね」
言われるままに見下ろせば、たしかに足元に明らかに外してはいけないような重要そうな装置が幾つか転がっていた。
「……なあ、ヒャーリス?これ以外にはどんな改造をしたんだい?」
引き攣った顔のまま尋ねると、ヒャーリスが「良くぞ聞いて下さいました!」と嬉々として笑顔を咲かせる。機械油で汚れた頬の上で大きな瞳がキラキラと輝いていて、まるでご主人さまに「褒めて褒めて!」とせがむ犬のようだ。
「車にとって足回りは命ですからね。その辺のチューンには特にこだわりました。
サスペンションとダンパーと、それからコイルスプリングもイジって車高は限界ギリギリまで下げときました。底部もキレイに研磨してフラットボトム化してます。これくらいローダウンして低重心化しとけば車の性能を極限まで発揮できますよ。
ホイールはAEZ社の鍛造アルミホイールに変えときました。ForgeAの20インチモデルだから軽くて丈夫です。タイヤは静音仕様のつまんないのを履いてたんで、全部捨てちゃってグリップ力重視のスポーツ仕様にしてます。ブレーキパッドなんかも強化パーツに変更してますから制動力に不安はありません。300キロでぶっ飛ばしたってヘッチャラです!」」
「さ、300キロって……」「もう原型ねーぞこれ……」
今からロードレースに参加すると言われても違和感のなくなった車に僕とブランクが絶句していると、何を察したのかヒャーリスが慌てて「ご心配なく!」と見当違いなフォローを入れてくる。
「全てにおいてヒャーリスちゃんに抜けはありません。安全面の配慮も欠かしていませんよ!
ノーマルの革張り高級シートは重いだけの役立たずなのでポイして、BRIDE社のスポーツシートとWillans社のレーシングハーネスに変更してます。特にこのシートがあったのは幸運でしたね。カーボンアラミド製のスーパーモノコックシェルと高剛オールアルミフレーム採用ですから、ちょっとやそっとのことじゃ壊れません。乗り心地は、まあ、アレですが」
「……クソガキ、なんでガラスが全部真っ黒になってんだよ」
「全面スモークガラス加工はぶっちゃけ私の趣味です。この方がカッコイイでしょ?
他にも、ステアリングホイールとかフットペダルとかインパネとか内装系も弄ってます。サイレンサーも外したしマフラーも変えたからいい音吹かしますよ。カーオーディオもセパレートスピーカーとウーファーを実装してます。世界でこの一台だけの、プレミアムでスタイリッシュでスペシャルなオリジナリティを存分にアピールしてみようかなと思いまして。
そうそう、ちょっとした仕掛けもしてあるんですよ。楽しみにしててくださいね。ふひひ!」
僕には半分も理解できない専門用語での説明を終えたヒャーリスは、心底自分の仕事に自信を持っているようだった。歯を見せて誇らしげに笑う彼女は、きっと大使館の所有車を勝手に大改造したことへの負い目など微塵も気にしていないに違いない。専用車として宛てがわれたといっても、この車はあくまで大使館から貸し出されたものであり、勝手に僕たちが手を加えていいものではない。大使館の所有物は引いてはドイツ連邦共和国の所有財産でもあるのだ。
その大切な国家財産は、もはや原型など想像もつかないほどに改造されてしまっている。現場の車両管理係はヒャーリスが上手く丸め込んだのだろうが、これがドイツ大使やアウフシュタイナー大佐に見つかれば咎められる程度では済まない。軍法会議で起訴されることだってあり得る。ヒャーリスには甘いと自覚している僕もさすがに見過ごすわけにはいかなかった。ここは心を鬼にすべきだ。
「ヒャーリス、幾らなんでもこれはやりすぎだ!今すぐに元に戻しなさい!許可もとらずにこんなことをしたら―――」
「申請書の件ならもう許可を出したぞ、少尉」
「「―――大佐!?」」
威厳のある低い声に振り返れば、ガウン姿のアウフシュタイナー大佐が眠そうに顔を顰めていた。作業員たちが慌てて居住まいを正すのを手で制してガレージの外に出るように指示すると、目を擦りながら変わり果てた車を観察する。
「一晩で良くここまで仕上げたものだ。朝っぱらから騒がしいので苛立っていたが、この出来栄えを見せられては怒るに怒れんな。おい、義体。これはお前一人でやったのか?」
「はい、私が行いました。アウフシュタイナー大佐」
人払いが済まされた以上、ヒャーリスは僕の妹として立ち振る舞う必要がなくなった。コロリと態度を変えて淡々と返答したヒャーリスに、大佐は「大したものだ。義体にはこういう知識も植え付けられるのか」と感心して頷く。興味深そうに顎を摩る仕草には怒りの色は見られなかった。
一瞬後には怒鳴り散らされるものと戦々恐々としていた僕とブランクが互いに顔を見合わせる。“申請書の件”とは何のことだ?
「あ、あの、大佐。申請書とは……?」
「ん?昨晩、貴様名義の車両改造許可申請書が俺の部屋のドアに突っ込まれてたんだが、アレは貴様が出したんだろう?」
「僕の名義……?」
まさかと思い、目線だけでヒャーリスを見やる。僕の懐疑の視線に気づいたヒャーリスがバチーン!と力強いウインクを返してくる。なるほど、『全てにおいてヒャーリスちゃんに抜けはありません』とはそういうことか。
ヒャーリスの裏工作に察しがついたブランクが僕の代わりに額を押さえるのを横目に、僕は口裏を合わせるために必死に平静を装う。大佐相手に付け焼刃の嘘がまかり通るとは思えなかったが、ヒャーリスを護るためだ。ヒャーリスに自由意志が残っていると発覚し、それがシューマン大佐の知るところになれば、彼女はまた再調整されてしまう。そうさせないために、全神経を集中して顔に動揺が浮かぶのを抑えこむ。
「は、はい。申し訳ございません、失念しておりました。その申請書はたしかに自分が出しました。改造は大佐から正式に許可を頂いた後にすべきだと思ったのですが」
「気にするな。なかなか面白い申請書だったぞ。『まさか重要人物の移送にアホみたいに改造された車が使用されるとはあちらは夢にも思わないでしょう。良い目眩ましになりますよ』だったか?堅物の軍人には思いつけない作戦だ」
「あ、ありがとうございます」
よかった、見抜かれなかった。申請書の内容がとても不安だが、なんとかヒャーリスを護ることが出来た。ホッと心中で安堵の溜息をつく。
そうして脱力した瞬間を、歴戦の猛者が見逃すはずがないというのに。
「特に、貴様のような頭の堅そうな軍人には絶対に思いつけない。そっちのヘンデル少尉にも無理だ。だろう、ヒャーリス?人形の真似をしていても俺は騙されんぞ?」
「「―――!?」」
核心を突く追求が、辛うじて保たれていた無表情を呆気無く剥ぎ取る。衝撃に顔面が激しく強張るのを自覚する。硬直して動けなくなった僕とブランクをジロリと一瞥した視線がそのままヒャーリスに向けられる。その険しい眼光は先ほどまでとは打って変わって重い威圧感を内包している。やはり、大佐には看破されてしまっていたのだ。
(ヒャーリス……!)
ヒャーリスを射抜くその厳しい視線に、また彼女を奪われるという最悪の予感に襲われる。彼女を失った時の途方も無い喪失感を想像して背筋が凍る。
「ち、違います、大佐!彼女ではなく、私が―――」
「ありゃりゃ~、やっぱりバレちゃいましたか」
「ヒャーリス!?」「お、おい、クソガキ!?」
今度こそヒャーリスを守らなければと彼女の前に立ちはだかろうとして、そっと握られた手にやんわりと抑えられる。彼女の方から僕の手を握ることなど滅多にない。驚愕して彼女を見れば、ヒャーリスは僕たちに向けるものと同じ自然な笑みを浮かべて大佐と対峙していた。
あっさりと白状したヒャーリスに僕たちが戸惑うのをよそに、大佐がふんと鼻を鳴らす。
「貴様らが新兵訓練でションベンチビってる時には俺はもう部下を率いて戦場を駆けずり回ってたんだ。ガキの猿芝居なんざに騙されるか。
大方、シューマンの野郎に何かされそうになったから芝居で誤魔化したってオチだろう。アイツが自分の息の掛かった職員を大使館人事にねじ込もうとしやがったのはそのせいか。あの腐れ野郎は人間的な義体なんてのには興味がないだろうからな」
「大正解です。私の人格はシューマン大佐には都合が悪いみたいで、危うく消されそうになったのでちょっとお芝居してました。シューマン大佐のスパイに見られるとまた消されちゃいますしね。でも、申請書を作ったのが私だと見破るとはさすが大佐ですね!」
「バカにしているのか、小娘め。申請書に事あるごとに『優秀極まりないヒャーリスちゃん』やら『超絶美少女のヒャーリスちゃん』やらとわざとらしく書かれていれば、嫌でもお前の関与に気付く。いや、あれは俺に気付かせるための意図的なものだった。違うか?」
そう言ってギラリと光った眼光に物怖じ一つせず、ヒャーリスは「またまた大正解」と楽しげに囁く。わざと自分の関与を匂わせるとは、なぜそんな危険な真似をしたのか。アウフシュタイナー大佐の辛辣な口ぶりからしてシューマン大佐と密接な繋がりがあるとは思えないにしても、危険過ぎる行為だ。
「何かあればグラウンに言うように命じておいたはずだが、そうせずに申請書を直接俺に届けたのも何か理由があるな?『グラウンは信用に値しない』、そう言いたいのか?」
「率直に言えば、その通りです」
大佐が自らの忠実な補佐役として傍においているということは、大佐自らグラウン部長の遍歴や人格を見定めたということだ。グラウン部長を信用しないということは、大佐の眼識を、ひいては能力を信用しないと言っているのと同じだ。自分の培ってきた鑑識眼を二十にも満たない子どもに否定されたことで、大佐の鼻腔がグッと怒りに膨らむ。
「ヒャーリス、何を根拠に……!」
悪びれもせずに言い切ったヒャーリスに度肝を抜かれる僕の手をヒャーリスの細い手がきゅっと握る。これは「安心しろ」という彼女なりの意思表示なのだろうか。
「誤解しないでいただきたいのですが、私もグラウン部長
「グランジ部長
不可解な台詞に、さしもの大佐も怪訝そうに表情を歪める。部長は信用できるが、信用に値しないとはどういうことだ?
三人の大人の訝しむ視線を一身に受けたヒャーリスが薄く微笑む。時折、彼女はこういう得体の知れない謎めいた笑みを浮かべる。彼女を造ったはずの僕たちですら御し得ない底知れぬ何かが、ヒャーリスの口を通して語りかける。
「アウフシュタイナー大佐、お願いがあります。シューマン大佐の腹心であるメンデルスゾーン少尉の旧姓を調べていただきたいのです。もちろん、グラウン部長を通さずに」
「……それで答えがわかるんだな?」
「そりゃあもう、アハ体験も確実ってくらいに」
(メンデルスゾーン少尉?なぜここであの女狐の名前が出てくるんだ?)
何か思い当たらないかとブランクに視線で尋ねるが、彼はオーバーに両肩を上げて事態にまったくついていけていないことを伝えてくる。
おどけたように飄々と答えたヒャーリスの目を真正面から覗きこみながら、大佐が彼女の底に潜む何者かを見定めんと思案げに目を細める。ヒャーリスも「見通せるものなら見通してみろ」と言わんばかりの態度で大佐の眼光を受け止める。数秒の観察を経て上げられたその口元には、興味を掻き立てられたと言うような鋭い笑みが刻まれていた。
「どうやら我が国の義体は本家の義体とは出来が違うらしいな。この狡猾さをヒトが造られるとは思えん。上書きされる前の人格の影響か、それともそれ以外の何かが要因となっているのか……面白いじゃないか。シューマンの野郎の手に余るのも無理ないな」
一頻り低く笑うと、大佐はクルリと踵を返す。軽々とした動作は、大佐の背中を数年は若く見せた。
「特別サービスだ。お前の言う通り、メンデルスゾーンとかいう士官についてBNDの友人に調べさせよう。駐在武官の仕事などつまらんと思っていたが、なかなか心躍る展開になってきたじゃないか。同じ軍内部での探りあいなど、まるで映画だな」
「『注意せよ!ミスター・ダッド』みたいですね」
「ハッ!それじゃあ、俺はお前たちのイザコザに巻き込まれるダッド役ってことか?気に食わんが、ハインツ・リューマンと同じ役柄になれるのは光栄かもしれんな。報告が来たら教えてやろう。
ああ、言い忘れていたが、シューマンがねじ込もうとしていた人事案は俺が全部邪魔してやった。気兼ねなく任務に励めよ」
「やった!これで勝つる!ありがとうございま~す!」
大佐がひらひらと後ろ手で手を振り、ガレージを後にする。その幅広の背中が完全に見えなくなると、僕とブランクは肺を絞るような安堵の溜息を吐いてその場に崩れ落ちた。
グラウン部長の件やメンデルスゾーン少尉の件や『注意せよ!ミスター・ダッド』というおそらくは古い映画の件など不可解なことばかりだが、とてもそこまで思考を巡らす気力は生まれなかった。ただただ、ヒャーリスを失う事態だけは避ける事が出来たという安堵感で頭がいっぱいだった。
「リヒャルド、これはさすがに怒ったほうがいい。心配させすぎだぜ。寿命が20年は縮んだ」
「あ、ああ」
後ろからのブランクの耳打ちに頷く。
確かに、今回ばかりは肝を冷やしたどころではなかった。一歩間違えば、軍法会議で起訴され、僕たちは担当官と副担当官の任を解かれて収監される羽目になり、ヒャーリスは今度こそ再調整を受けてシューマン大佐に都合の良い唯々諾々とした人型兵器に成り下がってしまうところだったのだ。
「ヒャーリス、こっちに来なさい。話がある」
「はいはい、何でしょう?」
力なく地面に座り込んだ僕らを気にすることなく、白い油性ペンを手に何やらボンネットを弄っていたヒャーリスを近寄らせる。
よし。いいか、リヒャルド。心を鬼にして怒るんだ。これは彼女のためなんだ。同じことを二度と繰り返さないように、彼女がシュンと背を丸めて涙目になるほどにしっかりと戒めて、それから抱きしめて慰めてやるのだ。そうすれば僕の大人の男っぽさが強調されて好感度が―――いやいや、そういう目的じゃないんだ。目的を見誤るな、リヒャルド。
「……なあ、やっぱり俺が怒ってやろうか?」
「大人の男っぽさを強調しようとしたってそうはいかないぞ、ブランク!これは僕の仕事だ!」
「ああ、はいはい。クソガキの躾はお前の領分だよな。任せた」
僕の役割を奪おうと画策したゴリラを威嚇して退けると、目の前まで来たヒャーリスと真正面から向きあう。最初は何と言えばいいだろう。まずは大声で叱りつけるべきだろうか。よし、大声で一発ガツンと行こう。
「いいか、ヒャーリス!!こんな危険なことは今後一切―――」
「そんなことより、リヒャルド様!私はとてもお腹が空きました!朝ごはんを食べに行きましょう!ついでにローマを観光しましょう!スペイン広場にも行ってみたいです!!」
「―――シャワーを浴びて着替えてきなさい。朝から開いてる上手いピザ屋を知ってるから」
「わかりました、リヒャルド様!楽しみにしてますね!!」
「……おい、何か言うことはあるか」
「……なあ、ブランク。『可愛いは正義』って言葉を知っているか?」
「知らん!!」
<Her name is Charis!! 第一部一覧>
第一話 前編
第一話 後編
第二話
第三話
第四話
第五話
第六話 前編
第六話 中編
第六話 後編
<ファッキング☆ガンスリ劇場>
シリアス好き?ひゃあ、ブラウザバックだ!【なんぞこれ】
H&Kさんに怒られても文句は言えない【ガンジーですら助走をつけて殴るレベル】
<Her name is Charis!! 第二部一覧>
第一話
第二話 前編
第二話 後編
第三話 前編
第三話 中編その1
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~ Comment ~
つまりこんな感じですか?
っ『TAXI』の改造ブジョー406
あの映画は2までが神でした。
あとクラリスや、ドイツにはアウトバーンコップという西部警察ノリなドラマが大人気でな・・・
cobra11で検索してみれば笑いたくなる位の破壊と爆発がご覧になれますぜ。ついでに自分のHNの元ネタでもあったり。
毎話毎話BMWやベンツに新車が破壊される様に悲鳴を上げるがいいわ!(実話
大佐が良い人で何よりです。やったねクラちゃん仲間が増えたよ!
そして気が付けばブランクが常識人ポジにwww筋肉ゴリラなのにこれは珍しいwww
っ『TAXI』の改造ブジョー406
あの映画は2までが神でした。
あとクラリスや、ドイツにはアウトバーンコップという西部警察ノリなドラマが大人気でな・・・
cobra11で検索してみれば笑いたくなる位の破壊と爆発がご覧になれますぜ。ついでに自分のHNの元ネタでもあったり。
毎話毎話BMWやベンツに新車が破壊される様に悲鳴を上げるがいいわ!(実話
大佐が良い人で何よりです。やったねクラちゃん仲間が増えたよ!
そして気が付けばブランクが常識人ポジにwww筋肉ゴリラなのにこれは珍しいwww
>名無し人生さん
改造されたヒャーリス号にはちょいとしたギミックがあるのですが、それを使ってアルフォドさんの愛車のアルファロメオをボッロボロにする予定ですwwwお楽しみにwww
ブランクさんはなんだかツッコミポジに落ち着いてます。当初の予定ではそのポジはリヒャルドさんがするはずだったんだけど、今は書いててしっくりする感じがします。ううむ、何事も予定通りにはいかないもんですなあ。
>ゼミルさん
ああ、なるほど!ゼミルってアウトバーン・コップから来てたのか!僕もあの海外ドラマは見てましたよ!何年か前に夜にやってましたよね。僕は第一期のコンビの方が好きだったです。第二期の男女コンビも良かったのは良かったけど。
>プジョー406(Taxi仕様)
ほとんどその通りです。アレの真っ黒バージョンを想像してもらえればわかりやすいかと。ちなみに僕は車にはあまり詳しくないので、『Taxi3』と『トランスポーター3』の映画のパンフレットに載っていた登場車両紹介ページを参考にさせて貰いました。だって僕の愛車は無改造のムーヴですからねwww
ブランクさんのポジはどうしてこうなった!って感じです。ゴリラにもたまにはハッチャける機会を与えてやりたいですね。
改造されたヒャーリス号にはちょいとしたギミックがあるのですが、それを使ってアルフォドさんの愛車のアルファロメオをボッロボロにする予定ですwwwお楽しみにwww
ブランクさんはなんだかツッコミポジに落ち着いてます。当初の予定ではそのポジはリヒャルドさんがするはずだったんだけど、今は書いててしっくりする感じがします。ううむ、何事も予定通りにはいかないもんですなあ。
>ゼミルさん
ああ、なるほど!ゼミルってアウトバーン・コップから来てたのか!僕もあの海外ドラマは見てましたよ!何年か前に夜にやってましたよね。僕は第一期のコンビの方が好きだったです。第二期の男女コンビも良かったのは良かったけど。
>プジョー406(Taxi仕様)
ほとんどその通りです。アレの真っ黒バージョンを想像してもらえればわかりやすいかと。ちなみに僕は車にはあまり詳しくないので、『Taxi3』と『トランスポーター3』の映画のパンフレットに載っていた登場車両紹介ページを参考にさせて貰いました。だって僕の愛車は無改造のムーヴですからねwww
ブランクさんのポジはどうしてこうなった!って感じです。ゴリラにもたまにはハッチャける機会を与えてやりたいですね。
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ブランクさんもう悟ったほうが気が楽になると思うよ他2人がちょっとだけはっちゃけちゃってるし
ヒャーリス:ボケ リヒャルド:ボケ(?) ブランク:ツッコミ 過労死しませんよね…?